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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.73「僕はチョコをあげた」【漫画】

 2021年6月15日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新73話「僕はチョコをあげた」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 クラスでのバレンタインから一転して帰り道という二人だけの空間になって訪れる最新話です。前回の感想記事は下のリンクから。それでは早速感想を書いていこうと思います。

isoisogingin.hatenablog.com

 

  最新5巻が2021年の7月8日に発売予定です。

 また、『僕の心のヤバイやつ』は「第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で大賞を受賞したそうです。おめでたい!

 

 

Karte.73「僕はチョコをあげた」感想と考察

二人乗りの帰り道

 "二人乗り"

 自転車の二人乗りと聞くと違法なイメージがあるが、道交法によると具体的な記述はなく、「都道府県によって異なる」というのが大意である。そして、東京都などは原則として禁止しているが、今ここでそのようなことについてあれこれと議論を交わすのは野暮である。漫画の世界は何をしてもいいのだ。

 自転車の二人乗りといえば漫画などから青春の1ページとして憧れるようなものであり、実際に乗っている当事者らにとっては完全に二人の空間を形成するものである。バレンタインを通して足立の本命チョコ騒ぎや原さんから神崎くんへのチョコを渡す現場の目撃などクラスの騒ぎが描写されていたが、当の市川と山田は本人同士も「好き」が言えない関係であり、それ故に二人で帰るこの時間は何よりも貴重なものであるだろう。そして二人乗りと言えばKarte.16「僕は心の病」で市川の自転車に山田も乗るシーンがある。その時とは少し距離が変わっているだろうか?

 

変化を恐れるか否か

 さて、その16話で山田は市川のことを「変化を恐れるタイプ」であると評しており、実際読者の目線から見ても市川はそのタイプに当てはまっている。逆に市川は山田のことを「変化を楽しむタイプ」だと評する。勿論そのイメージは分かるのだが、だからと言って山田は変化が怖くないというのは違うだろう。 実際恋愛は付き合うまでが一番楽しいという言葉があるように、両片思いの状態を続ける二人の関係はお互いに怖いと思いながらも楽しいものであろう。そのために山田自身も言葉にするのを躊躇ってしまうのだろう。関係が崩れるということが怖いのは誰でも同じなのだ。


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『僕の心のヤバイやつ』Karte.73 より

 

市川がチョコをあげるという展開

 
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『僕の心のヤバイやつ』Karte.73 より

 

 結局コンビニで買ったチョコを山田にあげるという展開は前回の記事で予想したものになった。しかも市川が渡したあと逃げるように帰ってしまったせいで山田は「ス」と書かれた手作りチョコを渡すことができなかったのである。このチョコに「ス」と書かれているのも予想した通りなので是非前回の記事を読んでほしい。しかし、バレンタインとは主に女子から男子にチョコを渡す日であり、そういう意味であれば山田は失敗したことになる。このまま行けば。

 だからこそ、市川に「変化を楽しむタイプ」と評された、市川を「変化を恐れるタイプ」と評した山田にとってはここで終わらせる訳にはいかないのである。だから第2ラウンドが始まるのだ。


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『僕の心のヤバイやつ』Karte.73 より

 

Twitter漫画とのリンクから期待すること 

  さて、今回の話でのりお先生がTwitterに投稿している漫画と商業用として更新される『僕ヤバ』にはある程度のつながりがあることが確定したといっても良いだろう。ここから展開を楽しみにするのも面白いかもしれない。