葉のブログ

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【感想】【推しの子】30話

やべぇぇぇぇぇぇっぇぇぇぇぇぇってなりました。

感情の落差が凄すぎて重曹ちゃん爆発しそうでした。

 12月25日発売のヤングジャンプ2021 No.6-7合併号で『【推しの子】』最新30話が掲載されています。そこで最新30話『初めて』の感想ネタバレ記事を書いていきます!

 

前回の感想記事はこちらから!

isoisogingin.hatenablog.com

 

目次はこちらから。

 

30話「初めて」感想

重曹ちゃんの「初めて」

前回、一緒に学校をサボることを提案された重曹ちゃんは、「最悪」「あり得ない」と言いながらも満面の笑みでアクアの提案に乗るのでした。重曹ちゃんはディズニーや東京タワーに行くことを提案しますが、アクアはそれを却下し、最終的に公園へと行くことになります。これもなんだかんだアクアとの「初デート」となるでしょう。

わざわざグローブとボールを買ってキャッチボールをすることになりましたが、重曹ちゃんは野球なんてしたことがなく、あらぬ方向へとボールが行ってしまいます。それでも気にした様子もなくキャッチボールをするアクアに対して思わず重曹ちゃんも赤くなってしまいます。「下手な私ではなく他の人を誘えばよかったのに」と尋ねる重曹ちゃんに対して、アクアは「妹はダメ」とシスコンぶりを発揮し、「今ガチ」メンバーとも仕事の付き合いだから気を遣うと話します。気を遣わない相手として選ばれたことに重曹ちゃんは「悪い気はしない」とさらにニヤニヤしてしまいます。

アクアに対して好きな異性を尋ねた結果、年上であることが分かり、自分にチャンスがあると思うも同時に黒川あかねの顔も思い浮かび、「なんでもない!」と思い切って投げたボールはアクアのミットの中に吸い込まれていきます。アクアも思わず「本当に初心者か?」と疑いますが重曹ちゃんの「アクアとするのが初めて」と笑顔を向けるのが可愛すぎて可愛すぎて候。

 

アクアの苦悩

当のアクアは学校をサボってキャッチボールをしながら悩み続けていました。

人間の思考は身体の発達に影響を受けやすく、年齢を重ねるごとに「アクア」という人格と生前の人格の境目が無くなっていく感覚があるようです。その中で、「自分自身が好きになる人はどのような人間か」という「今ガチ」の収録中に突き付けられた問題に対して答えを出せずにいました。重曹ちゃんは中二病を疑いますが、当の本人としては大きな問題です。結果として、「アクア」が高校生である以上年齢の近い人を恋愛対象として見るが、それでも年上の方が良いということに落ち着きます。最終的にアクアは黒川あかねへの感情を「そういうのじゃない」と結論付けます。 また重曹ちゃんに心の整理をつける手助けをしてくれたと心の中で感謝をするのでした。

 

アクアの「初めて」

「今ガチ」の収録もいよいよ佳境に入ります。あかねはアクアに対して「キャラ付けをしたら人気が出た」と感謝を言います。その中であかねは独自に調べ上げ、自分なりに解釈したり、様々な設定を足したりしていると言います。その設定の一つに「アイには実は隠し子が居る」という突拍子もないしかし真実である設定を述べます。 名探偵かな?

あかねの様子を見たアクアは「使える」と判断し、番組のクライマックス、ノブがゆきに告白をするもフラれてしまいます。それに対して周りが励ましている中、アクアは「ここで手放す訳にはいかない」とあかねにキスをするのです。

 


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『【推しの子】』30話

 

きちゃぁぁぁっぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ

「今ガチ」はカップル成立として締めくくられます。しかし、その番組でアクアの初めてがあかねへ捧げられたことを知った重曹ちゃんは「マジ最悪」と涙を流すのでした。 

 

前半と後半の落差がすごい

赤坂アカ先生は漫画の構成などをしっかり考えて書く方だと思うのですが、今回はヤバイっすね。前半で重曹ちゃんがアクアと「初めて」キャッチボールをするあの幸せそうな笑顔を見て、「これが真のヒロインや…」と思ったが最後、読み終わったころには重曹ちゃんはベッドの上で泣く始末です。全重曹ちゃん推しが泣いたことでしょう。私も泣きました。まぁ重曹ちゃんが笑顔を曇らせるのが一番似合うというのはよく分かる気もするのですが、それにしても辛い。

30話「初めて」考察

救いはあるのか

「重曹ちゃんは救われるか」という問題に関していえば私自身は救いが来ると思っています。そもそもアクアは今回の話で「黒川あかねに対する感情はそういうものではない」と結論付けています。キスをした理由も「使える」という恋愛感情とは程遠いものでした。一方でその結論へ導いたのは「気を遣わなくていい存在」である重曹ちゃんです。重曹ちゃんの方がよっぽどヒロインしていますよね。

改めて6話の未来軸へ戻って考える

そしてここで『【推しの子】』6話に出てくるワンシーンを見てみましょう。

 

『【推しの子】』6話

アクアのことを「あーちゃん」呼びしているのは今よりも関係が進んでいる証拠だと思います。また最初は「アイとアクアに何かしらの関連があること」を知っているのは映画撮影の時にアイが居たことから特に疑いを持っていなかったのですが、今考えると少しおかしいですよね。現場に一緒にいただけで「アイの事件」について口にするほど繋がりを知らないはずです。ならばここからアクアが重曹ちゃんに対して何かしらの深い事実か心の奥底にある気持ちを暴露する展開がいつか来ることが約束されているということでしょう!

また、「天才ではないことに気づけた」という台詞も最初はアクアのことを言っているのかと思っていましたが、前回と今回の話を受けて「黒川あかね」という天才に対抗することで「天才ではないことに気づいた」と読むこともできるでしょう。

未来のインタビューがあるからこそ読みながら変化があるのは面白いですね。

今後どうなる?

ここで「使える」と判断した以上、アクアは何かしらの協力なり利用なりをしてアイの事件の真相に近づいていこうとするでしょう。その一方で恋のライバルとしてあかねと重曹ちゃんが対立する構図ができています。一番おさまりが良いのはアクアが「キスしたように見せていただけ」という演技によるキスなのですが、そんな簡単にいくのかという疑いもあります。あかねもアクアのことは「なしじゃない」という感じだったのでもし、キスをしていたらここからは昼ドラ展開が来てもおかしくないですね。

何はともあれアカ先生とメンゴ先生なら次も驚くような漫画を届けてくれるでしょう!

今週の重曹ちゃん

今週は喜んだり、微笑んだり、驚いたり、ニヤニヤしたり、そしてそこからの急降下で泣いたりとまさに感情のジェットコースター状態でした。でもそんな感情がコロコロ変わる重曹ちゃんも可愛いという言葉に尽きます。願わくば重曹ちゃんが笑顔でいられる世界線を。

そういえばこのコマ、最初はアカ先生が描いたのかな?と思うくらい『かぐや様』で見たことがある表情でした。


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『【推しの子】』30話

 

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

 

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