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【感想と考察】『尾守つみきと奇日常。』50話「つみきさんとお正月バイト。」【漫画】

 2025年1月15日にサンデーうぇぶりで『尾守つみきと奇日常。』最新50話「つみきさんとお正月バイト。」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

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50話「つみきさんとお正月バイト。」

お正月バイトの様子

 今回はお正月回。つみきさんと杏恋副会長が巫女さんのバイトをしている様子が描かれる。当然のごとく可愛い。

Ⓒ小学館 2024

森下みゆ『尾守つみきと奇日常。』50話

 ここで筆者の自分語り。雪の降る地方に生まれた筆者には年末年始の神社のバイトは身近なものだ。高校生になると、女子は巫女さん、男子は駐車場の砂まき(滑り防止)のバイトに挙って応募していた。男子視点では巫女さんの方がかわいいし、暖かいしで羨ましかった。

 そんな経験もあるせいか、幻人がいるファンタジーな世界線であるにも関わらず、今回の描写は鮮明にイメージし、受け入れられた。

二人のコイバナ

 バイトをするつみきさんと杏恋副会長。必然的に?会話はコイバナへと発展していく。杏恋副会長は友孝くんのことが恋愛的に好きだ。

 杏恋副会長にとって、友孝くんはサキュバスの性質に引っ掛からない素敵な男性なのだ。偽りの魅力に惑わされず、本当の自分を見てくれる存在。だからこそ、杏恋副会長の中の「友孝くん像」はかなり美化されている。

 つみきさんが「?」となるレベル。

 そのように考えると、「本当の夢中杏恋を見てくれる」友孝くんに対して、杏恋先輩は「本当の友孝くんを見ていない(=美化している)」という状態だ。なんとも皮肉的というか、運命のいたずらを感じる関係性である。

Ⓒ小学館 2024

森下みゆ『尾守つみきと奇日常。』50話

 ただし、これも恋愛の姿なのだろう。

 つみきさんと友孝くんの様に、お互いが等身大の姿を見つめ合って、理解して、受け止めていく。筆者一個人の考えとしては、そのような関係性が尊いと感じるし、大好物なのであるが、実際問題自分以外の人に対してどこまで「本当の姿」を捉えられるかなんて分からない。

 ただ一つ言えるのは、仮に美化された相手であっても、その人のために一生懸命努力をし、気分が二転三転する。そんな杏恋先輩は間違いなく恋愛をしているということだ。

つみきさんの”大事”

 杏恋先輩が友孝くんへの感情を「恋愛感情」と名付けて自覚している一方で、つみきさんはまだそこまでは至っていない。それには幻人としての過去も影響している。

 つみきさん自身が語るように、ウェアウルフであるつみきさんは周囲の人間とは違うことを前提とされた。怪我をしても我慢して、なんともないように振る舞うこともそれが原因である。

 だからこそ、つみきさんは「自身を受け入れてくれる人が全員大事」というスタイルだった。しかし、友孝くんと出会ったことで今までとは異なる”大事”が出来た。その感情は新しい種類のものであり、つみきさんは困惑しているのだ。まだその感情に名前を付けるところまで至っていない。

Ⓒ小学館 2024

森下みゆ『尾守つみきと奇日常。』50話

 名前の付かない感情。だからこそ、その可能性は無限大である。杏恋先輩が言う通り、その大事の延長戦上に杏恋先輩と同じ”大事”が待っているかもしれない。その場合、全て平等だったつみきさんにとっては全く新しい発見となるのだろう。

 それがつみきさんの現在地。

 ここから、また友孝くんや沢山のクラスメイトと時間を共有するだろう。新しい出会いもあるかもしれない。そんな中で”大事”がもっと分かりたい。それがつみきさんが絵馬に記載した願いである。

 筆者一個人としてはそれが恋愛に繋がることを望んでやまない。勿論、恋愛に至らない”大事”も尊いものであることは付記しておく。

主のイチオシシーン

 餅つきをするつみきさんと杏恋先輩。やはり、つみきさんは天才肌かつ凝り性の様で、餅つきに関しても奇麗に仕上げている。完了後にドヤ顔をしているつみきさんは、当然であるが可愛い。

Ⓒ小学館 2024

森下みゆ『尾守つみきと奇日常。』50話