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【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.146「僕は祭りどころじゃない」【漫画】

 2024年6月4日にチャンピオンクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新146話「僕は祭りどころじゃない」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 気になる前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

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146話「僕は祭りどころじゃない」感想と考察

まさかのナンパイ登場

 女子が男子を呼んでくることになった夏祭り(実質合コンやん)にナンパイが登場し驚きを覚えた前回。前回の感想記事では萌子とナンパイの繋がり・関係性について言及した。

 結論として、繋がりは無かった。

 萌子自身も卒業以来初めて連絡を取ったと言っており、本当に来ることが予想外だった模様である。芹那の言い方から、芹那は萌子がナンパイとつるんでいることがあまり好ましくなかったのかもしれない。

 確かに山田狙いで接近していることは、初登場のKarte.6やその後クラスを訪れたKarte.21でも明らか。その様子を見ていた山田の周囲の女子である芹那は良い気はしないのも当然かもしれない。

 

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.146 より

 ナンパイという人物は市川にとって山田を取り合ったライバルである。それに加えて、現在、市川は外聞上は「フラれた」というレッテルを貼っている。市川と山田の両想いによってフラれた男、ナンパイ。両想いなのにフラれたことになっている男、市川。その二人の邂逅は事態を難しくすること必至だ。

 実際、安堂カンナの口から「フラれた」という言葉を聞くものの、ナンパイ自体は怪しむ表情を見せている。これに関しては、ナンパイも山田が市川を好きなのが明白だからこそ諦めたところがある。それなのに市川がフラれたと聞けば、あの時の感情は何だったのかと思うに違いない。

夏祭りを予約する女、山田

 あっさりと流されている描写であるが、山田は祭りを全身全霊で楽しんでいる。山田曰く「予約」しているらしい。私の人生経験上夏祭りに予約システムが導入されていたことはない。しかし、漫画の世界だからあったって良い。

 Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.146 より

 市川が山田を視界に映す度に、持っているものが変わっているのだ。最初に持っていたのはフランクフルト(2本)→焼きイカ(2本)→焼きそば→金魚すくい(大量)と一体いつの間に屋台に言っているのか分からないレベルの変わり方だ。

バヤシコバリア

 本日の感想冒頭で芹那がナンパイに良い感情を抱いていないのは述べた。それと同様に小林がナンパイに良い感情を持っていないのも当然だ。過去の話では、山田の身をナンパイから率先して守っていた(しかし、誘われると良い気にはなった)

 そんな小林の普段は見られない表情が今回146話ではいくらか描かれている。例えば、ナンパイと二人で歩くシーン。弟を抱っこしながら歩いているその表情は最早「おねぇ」である。完全にナンパイを寄せ付けない、強い女になっている。

 Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.146 より

小林は気づいている?

 そんなこんなで夏祭りを一緒に楽しむことになったナンパイと小林。しかし、話題はやはり山田と市川の関係のことになる。この話題はナンパイにとっても衝撃の塊、あり得ないという感情が強いのだろう。

 対する小林の返答は「ウソだと思う」。

 どうやら小林は山田と市川の関係性に気付いていたようなのだ。今まで山田の周囲の人が気づいている・気づいていないは散々考察してきた。私としての結論は「小林以外は気づいている」というものだった。

 その考察がひっくり返された。

 確かに山田と市川のイチャイチャぶりは周囲の人にバレバレのレベルである。なので私の考察としては小林が恋愛に興味ないor超鈍感or超純粋という前提の下での考えだった。しかし小林も普通の女子高生。恋愛だなんだと悩む年頃である。それとともに山田の一番近くにいた存在でもある。

 そんな山田の近くにいた小林が、山田の市川に対する感情やいつの間にか一番近くの存在が自分から市川に代わっていることに気付かないわけないのかもしれない。

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.146 より

 そう考えると、この言葉にも様々な感情が見て取れる。山田を一番分かっており、市川のことも信頼しており、それと同時に少し寂しい。そのような感情が小林にもあるのではないか。ここら辺は次回以降語られることを期待したい。

主のイチオシシーン

 市川と安堂カンナが二人きりになることに遅れて気づいた山田。偶に見せる嫉妬しているけど美人な表情。正しくこの顔である。恐らく市川と安堂の後を追っかけつつ、金魚すくいを楽しんだに違いない。

 Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.146 より

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は恐らく2024年6月18日(火)予定だ