葉のブログ

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2021年に読んでほしい『恋愛漫画』まとめ

2020年も終わり、新たな年を迎えようという今日この頃。漫画大好きな私個人が今年読んで良かった漫画を「恋愛漫画」という括りでまとめてみようと思います!

(私が読んで良かった作品のまとめなので、少年漫画少女漫画からジャンルまで様々です。また、とりわけ最近の作品という訳でもないですね……)

という訳で私個人の「好き」の詰め合わせ福袋のような記事です。 

 

こちら紹介する漫画一覧です。

 

『五等分の花嫁』講談社/春場ねぎ

ちょうど2020年の初め頃に完結したこちらの作品は、アニメ化もしているため知っている人も多いと思います。それでも私自身が大好きな作品なので改めて紹介させていただければと思います。

あらすじとしては、ある男子高校生が五つ子の女子高生の家庭教師を務めることになり、その中で様々なイベントを通じて少年と少女らが心を通じ合わせていく物語になります。

この作品の見どころとしては、将来どのヒロインが主人公と結ばれるのかを物語を読む上で推理しながら読むというラブコメとしては珍しい推理要素が入っているところです。これは見た目が同じ五つ子という性質を上手く使った表現だと思います。キャラクターも可愛く、話としてもしっかりしているのでアニメが再開する前に読むことをオススメします。


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『五等分の花嫁』1巻

ヒロインが5人いるので読む人によって推しが変わってくると思います。過去記事を見てもらえれば分かる通り私自身は「四葉」推しでした。この作品はハーレムエンドではないからこそ、恋愛としての成功、失敗、またそれに至る心情がしっかりと描かれていると思います。 

 

『シガレット&チェリー』秋田書店/河上だいしろう

こちらも私のお気に入りの作品です。

あらすじとしては、大学デビューした青年が年上のタバコを吸う女性に一目惚れをし、その女性と付き合いたいとアタックしまくる物語になります。

この作品の見どころは主人公の「真っすぐな心」です。あらゆる経験がない青年が、だいたい何でもそつなくこなす先輩の女性にアタックしていく中で出会う初めての気持ちや初めてのシチュエーションとどう向き合うのか。登場人物も個性豊かではありますが、どこか現実味があり、「こういう人間になりてー」と思わせてくれると思います。


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『シガレット&チェリー』1巻

「男だから」という見栄っ張り、良いところを見せたいという気持ち、それらが失敗した時にはもうありったけの自分で体当たりするしかないってことを学ばせてもらいました。 

 

『僕の心のヤバイやつ』秋田書店/桜井のりお

こちらは「このマンガがすごい!」でもランクインする作品です。 

あらすじとしては、主人公である中二病の少年とモデルもする学校で有名な少女の恋模様を描いた作品になります。学校という社会の中で陰と陽のように対極に位置するような二人が図書館で少しずつ関わるようになって、関係を深めていく話になります。

見どころとしては、心理描写の丁寧さとそれ故の「もどかしさ」だと思います。決して口では好きと言わないのに、片想いの両想いのような状態で、相手のことを気にしたり、悶々としたり。中学生ならではの気持ちを丁寧に描いていると思います。読んでいて、応援したくなっちゃいます。


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『僕の心のヤバイやつ』1巻

二人の関係性の変化に今もなお目が離せません。甘酸っぺぇと思いながらも、少しずつ距離を近くしていき、少しずつ想いを通わせていく展開に更新のたびに楽しく読ませていただいています。 

 

『その着せ替え人形は恋をする』スクエニ/福田普一

こちらも最近結構人気があるんじゃないかと個人的には思っている作品になります。

あらすじとしては、雛人形のお店で生まれ、雛人形が大好きであるが、それを前面に出せない主人公と、コスプレが好きであるがコスプレ衣装が作れない少女が出会い、コスプレを通じて関係を変えていく物語です。

見どころとしては、「コスプレ」というものをしっかり取材して作品が作られているためカメラや衣装の生地、スタジオなど様々なことについて詳しく知ることができるということがあります。また、 互いが互いのことを自分にはないものを持っていると尊敬しあい、特に少女から主人公への想いが深く描かれており、ギャルらしい表現や「自分の好きなことに対して恥ずかしいとは思わない」という姿勢などキャラの心情もしっかり描かれていると思います。


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『その着せ替え人形は恋をする』1巻

「好き」と自分が思うものには正直でいたい。そう思わせてくれる作品です。ただその「好き」を表現するというのは正直な気持ちであるからこそ、重いものであり、勇気が必要なものであるということも学びました。他人の「好き」への向き合い方も変わります。 

 

赤髪の白雪姫白泉社/あきづき空太

こちらはアニメ化もされており、連載も随分長い作品です。しかし、このブログでは一回も触れてこなかったので今回この場をお借りして紹介させていただきたいと思います。 

あらすじは、珍しい赤い髪をもつ少女と隣国の王子が出会い、互いを尊敬し合い、その気持ちが様々な苦難を乗り越える中で恋愛へと発展していく物語と言えるでしょう。

見どころとしては、何よりもキャラクターの心情の描き方だと思います。ここまで丁寧に表現する作品には今まで出会ったことがないというほどです。また、少女漫画特有の「大人の恋愛」や「ドロドロした関係」というよりはファンタジーの世界観の中で誰よりも純粋な二人の物語であるため、じれったさやもどかしさマックスであり、それらの気持ちが丁寧に少しずつ描かれていくのです。誰かを急に好きになるなんてことはなかなかないと思うのですが、それを漫画の中で丁寧に描くのってとても難しいと思うのですが、綺麗に表現していると思います。 


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赤髪の白雪姫』1巻

マジで個人的にはこれ以上に世界観、キャラクターの性格、心情の変化がマッチした作品はないと思っています。ただ好きになるんじゃない、隣に居たいという気持ちが気が付いたら「好き」になっているって美しいと思います。 

 

『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』講談社/タアモ  

こちらは私がネットの広告か何かで見かけて読み始めた作品です。

あらすじとしては、とある田舎で、許嫁を父親に決められたものの幼馴染が許嫁のことを好きであることを知っている少女はある日出会った少年と「東京に来たら結婚する」という約束をします。実際に東京に行き、少年を探し出し、出会ったことで二人は少しずつ関係を深めていくのですが、互いの家の事情から様々な問題に直面していくという感じです。

見どころとしては、主人公である少女の「なによりも真っすぐな心」です。東京に行くという行動力からもわかるように自分の環境を自分で変えようとするその姿勢は少年にも影響を与えていくと共に、読者も元気づけられると思います。


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『あつもりくんのお嫁さん(←未定)』1巻

少女に行動を起こさせる言動をした少年自身が、東京で出会ってから少女の言動に励まされ動かされていく。少女の自分の正直な気持ちで、体当たりする感覚は読んでいて元気が出ます。

 

『月曜日の友達』小学館/阿部共実

この作品は「恋愛漫画」としてカテゴライズするのは微妙な気がしますが、私はこの作品に恋愛の要素があると思っているので紹介させていただきます。

あらすじとしては、中学校に入学してから周りとの「違い」を感じ始めた少女は、ひょんなことから超能力が使えるという少年と真夜中に校庭で会う約束をします。それから少女と少年は不可思議な経験をしていきます。

見どころとしては、「中学生」という大人と子供の狭間のような誰もがどこかで感じる「どちらでもない」というジレンマとそこから変化していく心情を私的な表現で描き切っているところです。また超能力や各私的な表現なども考察のし甲斐があり、2巻で完結しているとは思えないほどの物語の厚みがあります。ついつい何回も読み返してみたくなる作品です。


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『月曜日の友達』1巻

これは芸術と言っても過言ではないと思っています。「思春期」という誰もが通過する「変化を強要される時期」を題材に、思春期の繊細な気持ちを他の漫画とは一線を画す表現で見事に描いていると思います。考察まとめ記事とか書きたいですもん。「恋愛漫画」なんて簡単な言葉でまとめるのが申し訳ないです。ただ私個人としては「思春期」の中の心情の一つとして「恋愛」というものも間違いなく存在すると思うのです。 

 

『噓つきは殿様の始まり』小学館/福井あしび

こちらの作品も、カテゴライズするならば「時代物」になると思うのですが、この物語の主要な軸として歴史的要素と恋愛要素があると思うので紹介させていただきます。

あらすじは、あるところに泣き虫の少年とそれを慰める幼馴染の少女が居ます。ある日突然少女が亡くなってしまった「殿様」の代わりとして連れていかれてしまい、少年は少女を守るためにその側近として、「少女が殿様である」という嘘を守るべく戦うことになります。

こちらの作品の見どころとしては、「時代物」特有の主従関係の中にある恋愛感情のようなものが一つ描かれていると思います。また、泣き虫の少年が、少女を守るために様々な苦難に立ち向かい、それを見て助けられる少女という子供のころとは逆の関係がまたエモいです。 5巻で完結しているので読みやすいと思うので是非!


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『嘘つきは殿様のはじまり』1巻

「時代物」が好きな人なら間違いなくはまると思います。武士の時代と言う身分制度がものをいう時代において、その身分を守るために様々な嘘が用いられたのは事実でしょう。また、それに犠牲になる人も多かったと思います。そのような歴史的要素を中心に幼い少年少女の想いの通じ合いを描いていて、普通に泣けます。