2022年5月3日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で『僕の心のヤバイやつ』最新96話「僕は後ろめたい」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。
前回の感想記事はこちらから。
主に炎上関連で雲行きが怪しくなりそうな、告知がありましたね。
みなさん!毛布再登板ですか…?
— 桜井のりお@僕ヤバ⑥1/7発売ロ⑦発売中 (@lovely_pig328) May 1, 2022
「僕の心のヤバイやつ」次回の更新は5/3(火)です。山田~~~~
おさらい→ https://t.co/6IjnBiHVjy pic.twitter.com/S43qfc5f3T
Karte.96「僕は後ろめたい」感想と考察
どこにでも湧く怖い奴
山田は主演の娘役である。
モデルであり、役者として認められつつあり、そして事務所からはアイドルのような売り出し方をされることも。
何はともあれ、山田はもう有名人なのだ。
そして有名人にはファンがつくのも世の常だし、そのファンがストーカー紛いのアンチになるのも世の常。
山田のインスタは遡ればクリスマスイブのヘアセットの写真やバレンタインに貰ったブレスレットの写真がある。さらには今回の市川家の玄関で撮った写真。
市川の名残りがそこかしこに見られるのだ。
そして、そういうやべー奴に限って、そういう写真に飛び付き、妄想を広げ始める。
以前、マネの諏訪さんから忠告があったように、女優としての山田はこれから大事な時期だ。
だからこそ市川は後ろめたい。
恐らくその後ろめたさは「自分が好意を向ける(ハッキリさせる)ことで、山田の好きなこと、女優への道を妨害してしまう」といった感情だろう。
仮に何も無かったとしても、市川と山田の関係は客観的に見て「何も無い」とは判断されないところまで来ている。
だから加えて世間に隠れてイケないことをしているといった感情もある。
だから今まで以上のモラルと共に市川はその関係をどうしていくのが正解かを考えていくことになるだろう。
当然、おねぇの自慢はNGだ。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.96 より
女優の山田
一方、山田は女優としての演技が描かれる。
基本的に「僕ヤバ」は市川の一人称視点で描かれるので、てっきり描かれないと予想していたがそんなことは無かった。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.96 より
その迫真の演技に、山田は思わず涙を流す。
山田は好きな人を想って泣く。
それは以前から描かれている。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.85 より
そして演技には「不安」が在ったと褒められた。
有名な役者が認めるほどの「不安」の演技。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.96 より
それは市川から聞いた感情である。
市川から聞いた感情を演じる中で、市川の心に触れる。山田はどうしようもなく市川を想っているのだ。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.96 より
市川は自身の存在が山田の役者への道の邪魔になっていないか、心の中で引っ掛かって来たのだ。
しかし、今回の話は山田の役者としての道の中に市川もいるということを表していると言える。
見てくれ、山田ママのこの顔
市川と電話する山田に対してのこの表情。
完全に市川と山田の仲を認め、信用している人間の目である。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.96 より
豚野郎は誰だ!!?
さて、今回の山田のインスタで現れた「豚野郎」。
個人的には可能性としては3通り程挙げておきます。
①本当に知らない人
②足立
③香田ニコちゃん
本当に知らない人
この場合は、まじのアンチが山田に憑いていることになる。今後の展開次第では重い話になるかもしれない。
足立
やたらと誰がヤッただの、芸能界は乱れているだの騒ぐ足立。最後の投稿も足立らしい?かもしれない。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.96 より
香田ニコちゃん
ここまで可能性を列挙した訳だが、正直前座だ。
大本命は山田大好き香田ニコである。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.81 より
山田愛が強すぎるあまり、あらゆる妄想をしてしまうというのはまず納得いただけると思う。
そして、Twitterのアカウントには「食事制限中」という文字がある。モデルであれば納得がいくだろう。
市川が病んでいると思った投稿の数々の中に、タクシーに無視されている内容の投稿がある。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.96 より
これも81話で山田にタクシーの運転手に無視されて生きづらいという発言がある。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.81 より
なので、おそらく豚野郎はニコちゃんなのだ。
恐ろしいアンチでさえも平和。
『僕ヤバ』らしさ満載だ。
次回更新は?
どうやら次回更新は5月24日。
基本隔週更新の『僕ヤバ』にしてみれば、珍しく3週間のお休みだ。待ち遠しいが正座待機である。
単行本作業か。
アニメ化なども期待して良いのだろうか?
(恐らく単行本作業と思われる)