2023年2月9日発売「ヤングジャンプNo.11」で『【推しの子】』の最新108話「計画」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
108話「計画」感想と考察
アクアと重曹の下校デート()
前回お互いのすれ違いが解消された二人。
なんと今週冒頭では、他愛のない雑談をしながら一緒に下校をするくらいには仲が戻った(?)ようだ。究極の選択でどれを選ぶかという、ネットのそこかしこに転がっていそうな話をしているあたり微笑ましい。
しかし、アクアは有名人となった。
アイの真実と引き換えに、悲劇の兄妹として名を広めたアクアとルビー。アクアの策略とは言え、その影響は大きい。重曹が「アクア」と名前を呼ぶだけで周囲に人が集まるようになってしまう。
そこで重曹はアクアを「あーくん」呼びするのだ。
このタイミングかぁあああ?
私の過去の記事を読んでもらえれば分かると思うが、私は重曹に幸せになってほしい派閥なのだ。そしてその結末としてアクアと重曹が結ばれるような展開が来るのではないかと予想していた。その1つの根拠として未来軸で重曹が「あーくん」呼びしていることを挙げていた(およそ3年前から予想していた)。
私の中では、「あーくん」呼びはもう少しポジティブなイメージであったのだ。重曹自身は「あーくん」呼びにニコニコしており大変微笑ましいが、今後の展開を決定づける要因としては薄くなってしまった。割としっかり残念だ。
『【推しの子】』108話 より
そしてその様子を眺めてニヨニヨするMEM。お前はどこまで行っても良い女だよ。
『【推しの子】』108話 より
アクアの思惑
アクアの方はどうやら重曹とは対照的なようだ。結局、重曹を手駒として計算しており、復讐の計画を進めていくことを決意する。
アイの死後アクアが考え続けた復讐。
それは、五反田監督が作成する映画の企画とも繋がってきそうである。
『【推しの子】』108話 より
アクア自身が「最終章の幕は上がった」という様に「映画編」はアクアがアイの復讐を果たす本物語の最終章になるのかもしれない。
ここで一度振り返る。
「映画」が復讐の手段となることは、未来軸を読んでいれば誰でも分かる。当の私も3年前に書いた記事で考察している。これはちゃんと読んでいる読者の中では割と根拠つの強い考察なのだ。
ここで物語に戻る。途中出場のあかねは退場し、わざわざ未来軸で張っていた重曹の「あーくん」呼びはあっけなく回収された。物語ではさも犯人が父親であり、その情報も確定だという大前提の基で物語が進んでいく。残っている要素なんて、突如挿入されたオカルト要素くらいだろうか。
9章映画編では、アクアの復讐が進むだろう。
(勿論、最終章ではない可能性もある)
私の感想記事だから、この場を借りて言いたい。この物語はここからどう面白くなっていくんだ??未来軸にまで張っていた伏線は回収され、ヒロインとの展開はほとんど無い。台詞の中で「最終章」と明示された展開は3年前から予想のつくもの。残されたのは本物語の中でも明らかに浮いているオカルト要素。
正直、重曹の笑顔でも誤魔化し切れない。
今後は何を楽しみに読めば良いのだろう。
重曹とアクアの絡みが好きで読んでいた読者の哀れな感想として、聞き流して笑ってくれれば幸いだ。正直拍子抜け。ここから展開の山なんて来るのか?
アクアが復讐の駒として「たとえ……有馬だろうと」と重曹を大切な存在と認識していることでギリギリ耐えたまであるが、正直気落ちが凄い。ホンマにここからどうやって面白くなるんだ?
今週の重曹ちゃん
重曹のニコニコは嬉しいのだ。
だが今週の拍子抜け感は酷い。
重曹を雑に消費するな。誠に遺憾である。
(これは重曹以外のキャラにも言える)
『【推しの子】』108話 より
次回更新は
次回更新は2023年2月22日(木)予定です。
来週は休載予定なので要注意!