2022年4月5日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で『僕の心のヤバイやつ』最新94話「僕らは夜更かしした」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。
前回の感想記事はこちらから。
まだ付き合い始めてもいないのに恒例?のお泊り回。
期待しかない。
94話「僕らは夜更かしした」感想と考察
お泊まり報告
さて、酒に飲まれたお姉の爆弾投下によって、市川家に泊まることになった山田は泊まることを電話で伝える。
ここで市川ママが山田に代わって改めて泊まる旨を伝える。中学生同士のお泊まり、それも異性ともなれば、このような保護者同士の連絡は必須と言える。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.94 より
山田ママも「市川」という名字に驚くものの察している様子である。
後ろの山田パパを見るに、「娘に甘い母親と娘はお前などにやらんという父親」の構図なのかもしれない。
やはり山田ママは山田の市川に対する想いを理解しているようだ。
おふろ問題(Q.)
お泊まりが両者の保護者の了承を得たことで、市川にとっての問題は他のものに移る。
そう、山田が風呂に入るのだ。
お風呂と言えば記憶にも新しいのは山田の家で市川がお風呂に入るシーンだ。
その時は、シャンプーの匂いで山田を妄想している間に、服を置きに山田がやってくるというシーンがあった。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.62 より
今回はこれの対比になっていることが分かる。
市川が使っているであろうメンズのシャンプーを使うのは、市川が山田のシャンプーの匂いを感じていた対比である。
そして、市川が服を置きに来て山田がビックリするのは、以前山田が服を置きに来て市川が驚いたシーンの対比である。
驚くほどに綺麗な対比である。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.94 より
それに加えて、山田はお風呂に入るときは髪をまとめるタイプであることが分かっている。それなのに髪を纏めずに湯舟に使ってしまい、市川に頼むのだ。
「ゴム取って」
その言葉には、流石の市川も覚悟を決めた表情。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.94 より
お風呂交代の際に、市川は洗濯機の上に置いてある姉のパンツを見てクールダウンするのだ。
夜更かしと反抗期
眠れない市川はリビングで寝ようとする山田と夜更かしをする。
撮影が明後日にあるらしく、市川は心配するが山田曰く問題ないようだ。
そんな山田は、反抗期の気持ちが分からないらしく悩んでいるようだ。
市川と山田は同じ布団で語り合う。
冷静に考えて、同衾じゃねぇーか!!?
市川が自身の考えを披露する。親へイラつくのではなく、素直にできない自分へのイラつき。自分が良い子供ではない可能性への不安。
それらの言葉は山田と居るからこそでた素直な言葉であり、山田もその言葉を正面から受け止めるのだ。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.94 より
このシーンも『僕ヤバ』ではお馴染み。
市川と山田は正面からお互いの言葉をぶつけるとき、抱きしめる。
おふろ問題(A.)
さて、寝てしまった(寝たふり)をしている山田に布団をかけて、市川は退散する。
山田の表情を見るに、市川の「おやすみ」にドキドキしたか、シャンプーの香りに気づいてほしかったか、キスをしてほしかったか。
なんにせよ最高の表情だ。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.94 より
ここで突然だがクイズだ。
先程今話とお風呂回の62話が対比されていると述べた。
では、まだ扱っていない要素は何であろうか?
そう、「パンツを穿いていない」だ。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.62 より
市川はパンツを穿いていないまま、山田のジャージを着た事実があるし、犬にズボンを下ろされそうになって焦りもした。
そして、市川が風呂に入る前に見たものを思い出しただろうか?
姉のパンツ。
しかし、それは風呂に入った山田が穿く予定だったパンツなのだ。
つまり山田はノーパン。この事実に気づいた市川が眠れるわけがなかった。