2021年1月19日のマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で『僕の心のヤバイやつ』最新62話が更新されました。
前回の感想記事はこちらから。
最新4巻は2月8日に発売予定です。
『僕の心のヤバイやつ』Karte.62「僕はお風呂をいただいた」感想記事です。
Karte.62「僕はお風呂をいただいた」感想
山田家のお風呂
ラブコメにお風呂イベントと言うものはつきもののような気がしますが、それはあくまで漫画の話、フィクションのはずなのです。本来であれば市川のように、「これはまずいのでは…」と疑うはずなのです。しかし、漫画が漫画である故、この世界には天然中の天然、山田が居ます。そんな市川の想いはなんのその、 まるで自然にお風呂に誘います。
しかし、山田→市川という構図も確実であることから、これが山田の天然である他に策略の可能性も出てきます。もし、これが山田が考えた上での行動であるならばなかなかの策士であると言えるでしょう。
パンツ事件
お風呂イベントというただのお色気シーンで終わるにしても市川のお色気シーンなど誰得問題です。山田しか得をしません。そこで発生するのは「パンツ事件」です。
いざ、お風呂を出て着替えようとするのですが、市川の着替えとして用意されていたのは「山田の学校のジャージ」でした。市川は男家族の服ではないことに驚くと共にもう一つ重要な問題に気が付きます。制服の奥の方にパンツを入れており、制服は山田が適当に放り込んでしまったために、パンツが無いのです。
パンツを回収するためにも全裸で山田の家を歩くわけにもいかず、しかし服を着ると山田のジャージをノーパンで履くことになり、どっちを選んでもマズイ究極の選択を迫られます。最終的に市川はノーパンでジャージを履いてパンツを探しにリビングへ行きます。
しかし山田家のイッヌが市川に襲いかかります。同時にラフな部屋着に着替えた山田が鍋を食べようと提案をしてきます。
山田家のイッヌは市川が履いている山田のジャージに嚙みついて引っ張ります。「市川の市川が……」と思ったその瞬間、山田がそのジャージをおさえると同時にイッヌに「ステイ!」と指示をして、事なきを得ます。一方で山田の胸に顔を押し付けられる形になった市川もイッヌの隣で頭を垂れて伏せるような体勢をとるしかありませんでした。
最後のコマ、伏せでしょんぼりするイッヌが、最後市川の方を見ているのも面白いですね。細かいです。
心を落ち着かせる回だったって話
前回は二人の心を通わせる回という感じでしたが、今回は展開を勧めながらもギャグ回という感じでしたね。いつの世も男子が女子の家に上がって期待されるのはラッキースケベな気がしますが、山田が抜けているせいで市川の貞操に危機が及ぶとは思いませんでした。とても笑ってしまいました。
あと、この記事を書くにあたって、山田のイッヌの名前が思い出せなかったので今回は「イッヌ」と表記させていただいております。これは申し訳ないです。
Karte.62「僕はお風呂をいただいた」考察
次回は親フラ?
最新62話では、冒頭で「山田の親は居ないが、早く帰宅する可能性」が示唆されています。そして今回はお風呂を借りるだけではなく、鍋を食べていくような展開ですよね。つまり、これは次回、市川と山田の親がご対面という展開が来てもおかしくありません。
市川の家族と山田は既に面識がありますが、山田の親と市川は面識がありません。家に帰ってきたら娘が家に男を上げていて、しかもお風呂を使っており、娘のジャージを着ている。これだけ証拠がそろえば、対面時は嵐が来ること間違いなしでしょう。
それでも、今後二人が告白だとか、付き合うだとか、所謂「恋愛」をしていくうえで、両親の印象いうものは大切になると思います。印象が良くて悪いなんてことはないでしょう。市川はどのように対応するか、山田がどう言い訳するか。次回以降も楽しみです。