今週も『【推しの子】』最新26話の感想書いていきます!
前回25話の展開
前回は炎上したあかねが、自分自身、そして自分に関わる全てを否定され遂に限界を迎えてしまいました。歩道橋の上から飛び降りようとした時にそれを助け出したのはアクアでした。
リアリティという怖さ
重曹ちゃんとルビーは炎上中のあかねの話題になります。慣れるのではと尋ねるルビーに対して、個人差があると答える重曹ちゃん。重曹ちゃん自身も、その日のメンタルでは死んでやろうという気になると付け加えます。
恋愛リアリティショーというジャンルは今まで50人近くの自殺者を出しており、国によっては法律でカウンセリングを義務付けるところもあるそうです。重曹ちゃんが言う「50人死んでいるということはその十倍はそれに近い思いをした人が居る」という台詞には”テレビ番組”のリアリティが表れているように感じます。
どんな人間にも難はある。嘘は自分を守る最大の手段であるとアクアが言ったように、誰が曝け出したってその難に火が付き燃えることは想定されていなければならないのだ。
警察にご厄介に
そんな中、ミヤコさんのスマホに電話が来ます。アクアが警察のご厄介になったそうだという言葉には重曹ちゃんもルビーもこの表情です。実際に警察から身内のことで連絡が来たらこうなりますわ。
『【推しの子】』26話
結果として、一人で背負い込んでいたものをお母さんや出演者の皆に曝け出し、その上でアクアの「これからどうしたい?」という問いにあかねは「怖いけど、続ける」と答えを出します。
同年代の出演者の結束は深まり、丸く収まるように思えたが、その中で一人アクアだけは「腹が立ってしょうがない」と心を燃やします。煽った番組や好き勝手言うネット民へとアクアがとった行動は警察内にある記者クラブへのタレコミであった。そしてすぐに『炎上中の未成年女優が自殺未遂』というネット記事が拡散され始めます。アクアは上手くいくか分からないけど着地点は見えているようで、ここからが本当のリアリティーショーだと意気込みます。
そういえば、先週までの記事で私は、あかねを重曹ちゃん、ルビーと共にyoutuberデビューさせると予想していましたが大外しという結果になりそうです。恥ずかしい。
皆、仲が良いんよ
前回、私もなんでアクアが助けることができたのだろうか?と疑問に思っていたのですが、あかねが買い出しに行く前にやり取りしていたラインは出演者同士のグループだったのですね。(お恥ずかしながら読み飛ばして気が付いていませんでした)
前回も記事に書いたのですが、不特定多数の人間が正義を主張する根拠となるストーリーはそもそも根底から違うのです。グループで話し、既読が付かないと出演者があかねを探すくらいには仲が良い訳です。落ち込むときは人間内へ内へと考えがちですが、外に目を向けてもっと早く頼るだけでも何か違ったのかもしれません。
余談
赤坂アカ先生はVtuberが好きで偶に配信などにも出演していらっしゃいますが、私自身も好きなVtuberが引退し戻ってきたときに、それを知ったグループのVtuberが「何もないんよ。皆仲良いんよ~」と叫んでいたのは今でも忘れられずにいます。表面だけで想像するのは仕方がないとは言え、あることないことネットという匿名の海で流れてしまうのはとても怖いことだなと感じます。
赤坂アカ先生が出演する配信については以下にリンクを貼っておくので興味がある方はご覧ください。(作品だけでオッケーという方は飛ばしてください)←重要
作者には興味ねぇ!作品の印象を崩すなとかいう人は見ないでくださいね笑
今週の重曹ちゃん
このコマ最高に可愛いですわ。ぱっちり二重なんですよねぇ。
そして自身も炎上したことがあるであろうことを感じさせながら、芸能界の闇、ネットの怖さを伝えれる重曹ちゃんとそれに驚くルビーは良いコンビですよね。
先週は1コマも重曹ちゃんの出番がなかったので、久しぶりだね重曹ちゃん。あかねが助かったこととかアクアが起こっているとか色々佳境だけど、重曹ちゃんが登場してくれるだけで満足だぁ。
『【推しの子】』26話