葉のブログ

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【感想と考察】『【推しの子】』146話「役柄」【漫画】

 2024年4月11日発売「ヤングジャンプNo.19」で『【推しの子】』本編の最新146話「役柄」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

 ※約3年ほど前の記事になります。

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 なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。

146話「役柄」感想と考察

撮影は続く

 さて、前回145話では謎の少女ツクヨミの正体が描かれた。その正体はかつてさりなとゴローが救ったカラス。つまりは、鶴の恩返しならぬカラスの恩返しという訳だ。

 随分とアッサリいったな?

 これが正直な感想である。

 145話の煽り文も「次号、撮影は続く!!」。確かに146話ではその文言通り撮影風景が描かれた。まるでツクヨミの正体が関与せずに、『15年の嘘』の撮影は続く。

 姫川愛梨がカミキとの子を授かったこと。

 アイが永遠の愛を認めなかったこと。

 カミキが愛梨の裏切りを暴露したこと。

 それにより姫川夫妻が心中したこと。

 いずれもアクアの脚色付き、想像で作成したシナリオである前提が必要であるが、146話では大まかな展開が見て取れる。

 私は『【推しの子】』という作品を以下に記載するようなイメージで考えている。前提として芸能界という土台があり、その上で①オカルト要素、②ミステリー要素、③人間関係要素の3要素が並列して描かれているという構図だ。

 以前、別記事でも記載した通り、私はオカルト要素の過剰な押し出しには否定派であった。なぜなら「なぜ転生したか?」という問いは、『ONE PIECE』で「なぜ悪魔の実があるのか?」のような愚問だと考えるからだ。
 勿論、転生した事実が②ミステリー要素や③人間関係要素に関わることは明白である。実際にゴローの白骨死体が発見されたり、アクアが人間関係で前世の記憶故に躊躇う部分があったりという描写は存在する。

 だから私は、どちらかと言うと①オカルト要素は芸能界要素同様に本物語における前提てきなものだと理解していた。しかし、宮崎旅行編にて謎の少女が登場。その描写を見て、本作はオカルト要素も描写していくのだと理解した。

 きっと謎の少女の正体が転生関連に深く起因し、②ミステリー要素や③人間関係要素に影響を及ぼすに違いない。そう妄信していたが、実際にはサイドストーリー的な立ち位置で片づけられたように見えてしまう。

 オカルト要素必要だったか?

 そんな言葉が出てきそうになるが、堪えておく。先週も同様のことを記述したのだが、最新146話への関与の無さを見て尚更思ったので、改めて述べたくなった。

重曹との約束

 映画の展開を追うごとに暗い表情になっていくアクア。そんなアクアを支えるのはやはり、重曹なのだ。146話は久しぶりに重曹のヒロイン力が炸裂していた。

 アクアのほっぺたをつまみながら、冗談でも死ぬなんて言わないと約束を取り付ける。この”””圧倒的”””ヒロイン力。光の力である。

 そしてこのワンシーンは黒川あかねとの対比でもある。かつてアクアに対して一緒に復讐すると宣言したのがあかね。それに対して、堕ちるアクアを止めるのが重曹。ヒロインの方向性の対比である。

 アクアが闇に引き摺られても、戻してくれる。かつて赤坂アカ先生がX(旧Twitter)で言っていたコンセプトを体現していたワンシーンと言える。

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Ⓒ 集英社 2024

赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』146話 より

 アクアもアクアで、呆気に取られて約束を受け入れる。結局、アクアも重曹に忘れられたくないのではないか。大事だから遠ざける。でも忘れて欲しくない。アクアも大概難儀で面倒な男である。

すしのこコラボ

 そんな元気のないアクアに重曹が振る舞う珠玉の一品。美味しくて死ぬほどおかしくなっちゃう粉と称するそれは、「すしのこ」である。

タマノイ酢株式会社|商品情報|おすし (tamanoi.co.jp)

 ピザポテにすしのこを入れて振る。ポテチのギザギザとチーズ油分がすしのことマッチする様だ。これに関しては完全に初耳である。

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Ⓒ 集英社 2024

赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』146話 より

 無表情でポテチを貪るアクアと自慢げな重曹。ギャグ展開でも真面目で展開でも結局この二人のコンビが最強なのだ。

 そもそも『【推しの子】』とすしのこのコラボがエイプリルフールネタである。このワンシーンはそのネタを踏まえた販促とも言える。因みにこのコラボは実際に実現するようなので要チェックである。

「すしのこ」&【推しの子】特別コラボ 有馬かな限定パッケージ公開 エイプリルフール企画実現 | オトナンサー (otonanswer.jp)

 有馬かな「すしのこ」イメージガール就任決定⁉ -アニメ『【推しの子】』公式サイト- (ichigoproduction.com)

 そして、遂にアクアから決定的な一言が出てしまうのだ。「有馬と居るとつい楽しくなってしまう」。これはもう重曹への愛の告白同然では無いか?

カミキの接近

 一方その頃。

 そう、この漫画の三大要素。オカルト要素は片付いたものの、残りの2つは並行して進んでいく。復讐要素の張本人であるカミキがルビーに接近する様子が描かれた。

 カミキはどんな理由で近づいたのか。

 ルビーは実の父と気づくのか。

 この展開次第で、復讐要素の展開が見えてくる可能性がある。ただ映画を作って終わりになるはずもないだろう。ルビーは鈍感だから気づかない可能性が高いと思うが、勘やアクアに似ていることから気づく可能性も考えられる。

 次回以降の展開も期待したい。

今週の重曹ちゃん

 アクアから出た実質告白同然の「お前といると楽しい」宣言。完全に光タイプのヒロイン力をアクアに見せつけた重曹である。

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Ⓒ 集英社 2024

赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』146話 より

 そしてそれに対してウキウキに喜ぶのはいつもの重曹である。ただ、口から「私も」と言葉が漏れているのだ。

 こんな描写、告白していないだけの両片想い状態のラブコメ漫画の展開にしか見えないんですが。当然、最終的には結ばれてくれ。(アクアが明言したのが初なだけで同様の描写は多々あったことには留意しておきたい)

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Ⓒ 集英社 2024

赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』146話 より

次回更新は

 次号は休載予定だ。

 次回更新は2024年4月25日(木)の予定である。

【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.142「僕は雑念だらけ」【漫画】

 2024年4月9日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新142話「僕は雑念だらけ」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 気になる前回の感想記事はこちらから。

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 最新10巻が2024年4月に発売しました。

142話「僕は雑念だらけ」感想と考察

受験の夏

 「受験」。

 安直に考えるならば「試験を受けること」。そして受験期には本番である「本試験」に備えた模擬試験が数多く存在する。そこでいい結果を得られるか否かは受験期真っ只中の学生にとってメンタルを左右する事象となる(筆者体験談)

 偏差値の高い修岳館を受ける市川にとっても間違いなく関門の1つと言える。そんな市川の模試であるが、彼曰く「雑念が多すぎた」。

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.142 より

 この夏を振り返る内容は先日発売された『僕ヤバ』10巻に収録されている。その中身としては、「性の夏」と桜井のりお先生自身が称した夏合宿である。

 たしかに勉強はした。

 しかし、それ以上に山田の水着姿であったり、近藤さん(ゴム製)事件であったり、ラブホ事件であったりと雑念になり得る要素が多発したのも確かだ。

 そのような観点から言えば致し方ない。

 市川だって真っ当な中学三年生なのだ。

 読者が山田の水着を見て「水着回だぁああ」とか、ラブホ展開に「市川と山田遂にぃいい」とか絶叫するのだ。当人同士が意識しないハズもない。

私立受験組の結束

 さて、最新話では私立受験組のLINEグループが発足した。メンバーは市川、萌子、そして市川の小学生時代の友達である木下。

 何かと中二病の節がある市川と木下。

 市川にとっては萌子との距離感は慣れたもの。しかし、木下視点では萌子はただの陽キャギャル。結果として木下はゲンドウポーズでモゾモゾ喋り、それに呼応して市川も碇ゲンドウになる。陰キャの悪循環(デフレスパイラル)が完成した。

ネットミームである碇ゲンドウポーズ

Ⓒ 1995 GAINAX/カラー

 そんなこんなで模試会場で再会を果たし、あれよあれよとLINEグループが出来た面々であるが、最新話にて注目したいポイントはそこではない。

 それは「萌子の本質」である。

 物語序盤から登場し、山田と同じく「陽の者」として描かれる彼女。LINE交換時にアニメに詳しいことが描写されたり(Karte.31 参照)、ナンパイのグループに居ながら帰りたいと考える市川と一緒に抜け出してくれたり(Karte.53 参照)。完全にヲタクに優しいギャルであった。

 そんな萌子であるが、市川は修岳院を、萌子は桜鹿大を、と共に私立の名門高校を受験することを約束し(Karte.117 参照)、夏合宿編では成績が落ちたイライラから山田と喧嘩をした(Karte.134 参照)

 そんな萌子が発する「ウチと同じ」という言葉。この言葉は木下の「妹は公立中だし」という言葉に向けられたものである。しかし、立場が異なる。萌子にはアニメ好きな兄が居ることは明示されているため、兄が私立、そして自身が公立の立場となる。

 察するに、萌子は以前から多く描写されている様に周りが見えるタイプの、周囲に気を遣うタイプの女性だ。それこそ市川と同じくらい。だからこそ、市川を気にかけるし、所々で波長が合うこともあるのだろう。

 そんな彼女の兄は私立中へ進学した。そして、自身も良い学校へ行って勉強をしたいという想いを持っていた。しかし家庭の事情などを踏まえて我慢して公立に進学した。そのようなことが会話から窺える。

 親には言えていないというのが、家庭の費用面を察して自ら言っていないのか、両親が女性は公立で良いという考えなのかでも話が変ってくる。

 市川や山田の姿を多く見ているが、やはり「良い学校を目指す」「役者を目指す」といった子どもの志を純粋にかつ全力で応援してくれる家庭は100%ではない。それは両親の考え方にもよるし、家計面など様々な要因が影響する。

 そう考えると、中学から高校、そして大学へと進学し、今この様に生活できている筆者自身の境遇を振り返って両親に感謝の気持ちが湧いてきた。

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.142 より

 LINEグループが結束したということで、この私立受験組は今後も登場の場面があるだろう。市川の進学先の問題もあるし、萌子が私立受験できるか、木下と共に進学できるかなど。

 高校受験という山をどのように乗り越えるか。

 今後に期待。

見方によってはギリギリの学校プレイ

 2024年4月に最新10巻が発売されている。その後書きに性の描写に対する言及があった。内容としては「なるべく誤魔化さず丁寧に描いていきたい」というもの。

 これは由々しき事態である。桜井のりお先生自身が市川と山田のS〇Xを宣言したといっても過言ではない。X(旧:Twitter)の一部界隈ではその発言だけでざわついた。

 しかし、振り返ってみれば、路チューやラブホ入りなど本当に中学生か?と思うくらいまで二人は進んでいる。なんなら両親への挨拶が済んでいる状態なので、S〇Xくらいしていてもなにもおかしくはない。

 未だ中学生だとか、今後別れる可能性があるとか、現実ではそのような問題があるかもしれない。しかし、これは漫画であり桜井のりお先生の作品。登場するキャラ含め皆が愛おしい結末であり、そして市川と山田はこのまま結ばれるのだろうと確信できる。

 だが、それはそれ、これはこれ。

 市川の模試結果が思ったより良かったことを聞いてはしゃぐ山田。その勢いのまま学校でキスをする寸前までいって日焼けの確認をする。しかし、学校でこの体勢は客観的に見れば萌子が「ヤってるー!」と叫ぶこと間違いなし。

 学校で彼女に鼠蹊部を見せるのは辞めよう!

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.142 より

主のイチオシシーン

 大概、市川と萌子の距離感もバグっているということが常々描かれている。その中では随分と普通であるが、さらりと一緒に帰る提案を萌子はしている。

 友達としては当然。

 しかし、山田が同じ空間にいたら嫉妬で鬼の形相になること間違いなしなことが想像できて面白い。何気ないが今週のイチオシシーンである。

Ⓒ 秋田書店 桜井のりお 2024

『僕の心のヤバイやつ』Karte.142 より

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2024年4月23日(火)予定だ

 

【感想と考察】『【推しの子】』145話「子供たち」【漫画】

 2024年4月4日発売「ヤングジャンプNo.18」で『【推しの子】』本編の最新145話「子供たち」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

 ※約3年ほど前の記事になります。

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  なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。

145話「子供たち」感想と考察

カラスの恩返し

 さて、ぶっちゃけ展開としては謎の少女”ツクヨミ”が幼いころのアクアとルビーを演じるだけ。それ自体に語るポイントは無い。

 ここで一つ疑問。

 謎の少女の名前って”ツクヨミ”で確定してたっけ?と思ったら、128話で自分の芸名を”ツクヨミ”と自称していた。前回の記事でそれを忘れていて、アマテラスではないかという考察を語っていたので、ここで記載しておく。

 (オカルト要素への関心が薄く忘れていた…)

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 だが、自称”ツクヨミ”である。

 実際の正体は全く別の神や霊的存在である可能性はなかなかに考えられる。そして今回はそのオカルト展開の一端が描かれていたと言える。

 結論から言おう。

 『鶴の恩返し』なのだ。

 正確には鶴ではなくカラスだが。

 さりなが入院していた頃。網に引っ掛かってしまったとあるカラスを助けたらしい。ただ、さりなは治療ができないため、医者であるゴローを頼った。結果として助けられたカラスはさりなが病気で亡くなるまで見守っていたらしい。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』145話 より

 そのような意味では神と断定するのも怪しい。どちらかというと物の怪の類なのだろうか。なぜ転生させることが出来るのかなど謎は尽きない。そもそも転生させたの”ツクヨミ”の能力なのかも怪しい。しかし、理由は判明した。

 かつて助けられたから。

 なんともありきたりな展開である。

 結局は神の名前や関わり深い場所を登場させつつも、なぞるのは日本神話ではなく絵本の中の御伽噺なのかもしれない。これをチープと取るか、身近なものと取るかはひとそれぞれのように感じる。

 私はオカルト要素が元より要らない派であるため、これくらいでさらりと流してくれた方が”マシ”といった印象だ。あっさり風味を感じたことに変わりはない。

ツクヨミから見た二人の姿

 上述した通り、”ツクヨミ”は恩を感じて以降、さりなとゴローの姿を見守ってきた。そのような意味では、見守った年数は長く、その視点は母親的なものに近い。

 だから、目に映る姿も子どもっぽくなる。

 ツクヨミが演じるルビーは赤ん坊同然。アクアの場合は大人っぽいマセガキ。当時を知る重曹や五反田監督視点では懐かしさを感じるほどのクオリティであり、好印象であった。しかし演じられる本人たちはたまったものではない。

 アクアもルビーも不満を露にする。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』145話 より

 その演技の視点や演じ方に”ツクヨミ”の見守ってきたからこその子ども扱いを感じる。それがサブタイトルの所以であろう。

 そこまでは良い。

 問題はこのツクヨミの視点や正体が物語にどのように影響するのか。正直、今後これ以上影響するか?と感じる。であるならば最初からこの要素は必要なかったのではないか、という疑問が残る。

今週の重曹ちゃん

 幼少期アクアを語る重曹。

 解像度がかなり高くてしっかりヲタク。

 ただ、幼少期アクアの可愛さを認める一方で、その可愛さで張り合っていく。このようなライバル心は重曹が「アクアを対等な相手」と見ている証拠。前世の恋心オンリーで突っ込むルビーよりよほど純粋にアクアを想っているまである。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』145話 より

次回更新は

 次回更新は2024年4月11日(木)の予定である。

【感想と考察】『正反対な君と僕』52話「んなわけ」【漫画】

 2024年4月1日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『正反対な君と僕』最新52話「んなわけ」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回はほのぼの山田×西回。

 そんな前回の記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

 因みに私の推しはタイラズマです。

 皆でタイラズマを全力ですこりたい。

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 最新6巻も発売してます。

52話「んなわけ」感想と考察

マイナーソングを歌おうの会

 マイナーソングを歌おうの会。何話であったかは忘れたが、以前そんなものがあるという描写は既出であった気がする。山田と平、たまに鈴木。その3人でカラオケに行って遊ぶだけの集いの名称だ。

 そんな集いの二次会(ファミレスで駄弁るだけ)への招集が東に来るのだ。山田からの着信に対して、電話越しの平の声に反応してしまう東。山田の隣か平の隣かどちらに座るか悩む東。ラーメン屋のバイト終わりで匂いを気にする東。

 ファミレスに到着するまでに既に恋心を自覚した東のいつもと少し違う挙動が目に入る。これだけでニヤニヤが止まりません。

 他愛のない内容でひとしきり笑った後の解散。その際の台詞から今後、東がマイナーソングを歌う会に参加することも考えられる。

 平の交友関係に少しずつ東が増える。

 それを感じて二ヤついた。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』52話 より

クラス替えの結果

 そして迎える新学期。クラス替えの結果は鈴木の千里眼(恐らく視力2.0)によって明らかとなった。主要な結果は以下に記載しよう。

 1組 … 東、佐藤

 7組 … 鈴木、山田、渡辺

 8組 … 本田、西、谷、平

 ここでも東が平のクラスが8組であることに反応を示す。その理由は後ほど詳細に語られるが、つまるところ「平との接点が少なくなる」のが嫌なのだ。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』52話 より

 ただ、同じクラスになって帰る方向が同じ地元であるだけの関係。登下校を待ち合せたりする訳でもない。だからこそ、今まではクラスの友達同士で遊んでその流れで一緒に帰ることが多かった。

 その接点が少なくなる。

 その状況に寂しさを感じる。

 東と言えば、サバサバした性格のイメージが強い。まともな男に出会っていない恋愛関係でも、お互いに利用し合う女子同士の関係でも、そして普段の人間関係でも。東はサッパリとしている。むしろ、サッパリしすぎて勢いに任せる「早すぎる距離の詰め方」を鈴木たちに指摘されたこともある。

 (東の”ファスト交流”が描かれた32話)

isoisogingin.hatenablog.com

 読者視点でも、これは東の新しい一面であろう。サッパリした女子の意外と重く、真面目で、モヤっとした思考。これも悪くない。

 ただ、最新話でも描写される通り、東と平の関係は今までの東の恋愛遍歴とは異なる。恋愛目的の関係ではなく、居心地が良い友達関係。だからこそ、東も考えることを放棄するほどに躊躇しているのだろう。

 加えて、平は新しいクラスを「俺的には良いクラス」と即答。その答えが東にとっては気に入らない。自分が居ない方が良いのか。自分の存在は平にとってその程度か。東自身は平のことをこれほど考えているのに。

 平の発言は東の存在やこれまでの東との関係性を否定するようにも聞こえる。だから、東はそのこと”悔しい”のだ。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』52話 より

東の存在を前提としている平

 まるでクラスが離れて寂しいのは自分だけ。そんな悔しい気持ちの東。一方でクラスが離れたことに対してドライな対応をする平。

 正直な所、傍から見ている読者視点ではただのカップルの会話だ。クラスが離れて悲しい彼女とそれに気づかない鈍感な彼氏。タイラズマはよ付き合え。マジで。

 しかし、東のモヤモヤは杞憂に終わる。

 平は東の存在や今までの関係性を否定していた訳ではない。むしろ逆なのだ。平は放課後に帰り道や地元で東と会うことを前提として考えているのである。つまりは東の存在や今までの関係性はこれまで通り継続していくつもりなのだ。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』52話 より

 それに気づいた東は慌てて訂正を入れる。

 当然、東も平に会いたい。

 そして、この関係性が継続する。その事実に嬉しくなってスキップをしながら帰路につくのだ。恋に右往左往する東が可愛すぎる。

主のイチオシシーン

 平が自分を当たり前としていることが嬉しくてニヤけてしまう東。マジで最新話の東が可愛すぎる。

 ファミレスに突撃する東も。別れ際に上目遣いで平を見る東も。嬉しさの余りデュクシデュクシ言いながら平にじゃれる東も。タイラズマ推しにとっては至高の神回間違い無しである。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』52話 より

次回更新は

 次号休載との煽り文があった。

 次回更新は恐らく2024年3月29日(月)になると思われる。

 それまで正座待機だ。

【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.141「僕は間に入る」【漫画】

 2024年3月26日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新141話「僕は間に入る」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 気になる前回の感想記事はこちらから。

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 最新9巻は2023年11月に発売してます。

141話「僕は間に入る」感想と考察

山田と半沢さんのデート回

 今回は山田と半沢さんのデート回。

 クラスのマドンナ的存在である半沢さん。そんな彼女は「付き合うってなんだ」を地で行く純粋な面があることは今までも描かれていた。しかし、彼女の純粋さは次元が違ったのだ。

 我々が想像する純粋とはまたベクトルの違う純粋さ。純粋であり、子どもっぽい。一言で表すならばこの表現が合うだろう。例えば、昔商店街で買った服を今でも来ていること。例えば、渋谷に初めて来たこと。例えば、ナンパに疑うことなく付いていこうとすること。

 その純粋さは想像の倍以上。

 山田が目を光らせて警戒するレべルだ。

秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.141より

百合に悪いことなんてない

 『僕ヤバ』で偶に見る女子同士のふわふわ空間。今までは原さんが登場する時に見ることが多かった、その雰囲気が最新話を通して充満している。

 どうやら半沢さんの誕生日は4月25日。

 山田は半沢さんに友達として何かしらをプレゼントしたいと提案する。そこで選ばれたのは「深海生物図鑑」。子どもっぽいと上段で評した半沢さんらしい選択だ。

 それと対比されるのは山田の大人っぽさ。

 恐らく千円程度であろう図鑑をカードで支払う。その山田のドヤ顔と半沢さんの尊敬の眼差しが最高に可愛らしい。プレゼントを貰った半沢さんは「一生大切にする」と誓うほど、喜んでいる。

 秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.141より

 (終始、山田がお母さんポジ)

市川の合流と目隠しプレイ

 そんなふわふわ百合デート回であったが、あまりに純粋な半沢さんをお持ち帰りすることを恐れた山田は市川を召喚する。要は半沢さんにオシャレを教えたいが、家で二人は不安だったのだ(いろんな意味で)。

 そこで登場市川。

 恐らく自習帰りの市川は「女子の間に入りたくない」と主張する。彼のモノローグから百合に多少の造詣があると思われるので、そこらへん心得ているのかもしれない。あるいは単に恥ずかしいだけである。

 そんなこんなで山田家での着せ替えタイム。

 しかし女子の着替えであるため、市川は目隠しをさせられる。そんな彼は山田の誕生日9月10日が迫ってきているのを理解する。考え事をしながら触ったのは、山田が購入したかなりエッチな下着である。

 山田も山田で誕生日にこの下着で何かを企んでいたのだろうか。或いは、普段からこんなに派手な下着をつけているのだろうか。ここは解釈が悩ましいと感じた。

秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.141より

主のイチオシシーン

 山田に呼び出され、仲睦まじい様子を見せつけられ嫉妬をする半沢さん。むんといった表情も最高に可愛らしい。今回は正しく半沢さん回であった。

秋田書店 桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』Karte.141より

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2024年4月9日(火)予定だ

 

【感想と考察】『【推しの子】』144話「原作ファン」【漫画】

 2024年3月21日発売「ヤングジャンプNo.16」で『【推しの子】』本編の最新144話「原作ファン」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

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144話「原作ファン」感想と考察

豆知識の回

 結論から言えば、最新144話は豆知識回であった。『【推しの子】』に度々現れる、芸能界の真実とかを語る回。今回であればロケ撮影の裏話といったところか。

 つまり、大きな展開は無い。

 それ故、語る内容も薄くなるがご了承頂きたい。時系列的に言えば、宮崎の病院に行って撮影を行った。その一言に尽きるのだろう。

 その中で語るべきは①メルト君の役者としての成長、②神様を自称する謎の少女の再々登場の2つである。

メルト君の成長

 『今日あま』編で初登場し、大根役者ぶりを披露したメルト。そんな彼は、『東京ブレイド』編では役者として演技に食らい付く成長ぶりが描かれていた。そんな彼が再々登場である。

 演じる役は医者役。

 つまりはゴローの役である。

 メルトが演じるゴローの姿に、ルビーは難癖をつける。しかし、メルトはゴローがアイドルを推す背景や患者との関わり方まで自分で解釈を深め演技に臨んでいる。そしてその解釈は実際のゴローとさりなに近しいものでもあった。

 結果、演技にルビーも太鼓判を押す。

 なめた態度を取っているが、ルビーはメルトを「先輩」と呼ぶ。そしてメルトもルビーに先輩風を吹かせる。なかなかのコンビではないか。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』144話 より

謎の少女ちゃんの再登場

 さて、あれよあれよと役者として演技をすることになった謎の少女。こちらの正体については127話の感想記事で考察をしている。

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 少女の正体は「天照大御神」。

 今回の撮影地がゴローが務めていた宮崎県の病院であることが推察される。そしてその地域を「思い入れのある場所」と表現することからも宮崎県に所縁があるのだろう。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』144話 より

 実際、天照大御神は宮崎県天岩戸という洞窟でお隠れになったという逸話もある。そのことからも「思い入れのある場所」と評することに疑いはない。

 ただ、ここに関しては私は考察を諦めている。具体的には、謎の少女に関する考察は『【推しの子】』におけるオカルト要素の根幹だと思う。しかし、私はその部分以外のラブコメ要素や復讐ストーリー要素を楽しんでいる。

 なぜ二人が転生したか、等は私にとっては「ワンピースでなぜ悪魔の実が存在するかを尋ねる」と同じくらい愚問だと考える。そこに謎の少女なんて超能力的な存在が表れて、転生の背景を説明されても困るのだ。なぜなら私の関心はいずれも転生後の事象にあるからだ。

今週の重曹ちゃん

 出番なし!

次回更新は

 次号は休載のようだ。 

 次回更新は2024年4月4日(木)の予定だ。

【感想と考察】『正反対な君と僕』51話「探り探り」【漫画】

 2024年3月18日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『正反対な君と僕』最新51話「探り探り」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 遂にタイラズマが動き出した。

 そんな前回の記事はこちらから。

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 因みに私の推しはタイラズマです。

 皆でタイラズマを全力ですこりたい。

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 最新6巻も発売してます。

51話「探り探り」感想と考察

西さんと山田のデート回

 時系列としては春休み。

 今回スポットが当たるのは2月に付き合い始めたばかりの西さんと山田である。カップル定番イベント。水族館デートに名前呼び。それらが存分に盛り込まれている。しかし、その冒頭は勉学から始まる。

 学生の本文は勉強。

 春休みには宿題が存在する。

 西さんは真面目そうな見た目や性格通りに宿題は早めに終わらすタイプ。一方の山田はギリギリまでやらないタイプ。いずれも解釈一致だ。

 これはもう文化でもある。

 十人十色のやり方があり、自分と異なるやり方を受け入れるのは難しい。山田が「最悪、提出する授業前に終われば良い」と発言した際には西さんもドン引き。最早宇宙猫状態になっている。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』51話 より

水族館デート

 さて、付き合い始めたからといって、お互いのことを全て理解するのは難しい。恋人であっても他人は他人。だからこそデートなどを通して、時間を共有するたびに新しい発見をするのだろう。

 恋人関係は「探り探り」。

 少しずつお互いのことを知っていく。

 今回得られた新しい一面は「西さんが水族館好きである」ということ。思わず早口かつ目を輝かせながら語るレベルだ。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』50話 より

 西さん自身は恥ずかしがっていた。

 しかし、山田は恐らく「可愛いな」とか「好きなことが知れて嬉しいな」くらいの感覚であろう。これぞ二人らしいカップルの姿だ。

 余談であるが、今回二人が訪れているのはマクセルアクアパーク品川という水族館である。筆者自身も訪れたことがあるが、イルカショーが奇麗だった思い出がある。公式リンクも添付しておく(館内ガイド|マクセル アクアパーク品川 - maxell AQUA PARK SHINAGAWA (aqua-park.jp))。

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筆者が以前撮った写真である。

イルカショーの迫力が凄かった。

51話にて描写ある通り水が飛んでくる。

名前呼びイベント

 新しい一面は何も受動的に知るだけではない。能動的に、主体的に新しいこと踏み出すこともまた恋人関係の「探り探り」な部分である。

 定番ではあるが「名前呼び」イベントである。

 51話冒頭から挑戦しようと努力していた山田であるが、最終的にはデートの帰り際にさらりと呼ぶことに成功。ただ、西さんがそれを聞き逃すはずもない。恥ずかしがる西さんと、名前呼びを達成して満足な山田。この二人らしい姿である。

 

 

主のイチオシシーン

 イルカショーで笑いあう二人。

 山田も濡れることを気にする西さんに対して、すぐにポンチョを購入する山田。どこか遠慮気味の気質がある西さんであるが、山田の姿は西さんを不安にさせない。どこまでも自分に向き合ってくれる姿は西さんが山田を好きになった理由の1つだろう。

 そしてこのデートでまた1つ心の距離が近づいた。

 この二人の笑顔は最高だ。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』50話 より

次回更新は

 次回更新は恐らく2024年3月1日(月)になると思われる。

 それまで正座待機だ。

【感想と考察】『【推しの子】』143話「全肯定オタク」【漫画】

 2024年3月14日発売「ヤングジャンプNo.15」で『【推しの子】』本編の最新143話「全肯定オタク」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

 ※約3年ほど前の記事になります。

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  なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。

 

143話「全肯定オタク」感想と考察

アクルビとかいう呪物(個人的解釈)

 さて、前回感想記事にて、アクアとルビーのキスの可能性について言及した。そこで私が出した結論は「アクアはキスをしない」である。その理由を、アクアの復讐作品が芸能界に蔓延る倫理的な問題に言及するものであり、それと同様の行動を取ることは復讐へのアンチテーゼになるから、と記載した。

 ↓詳細は以下の記事を読んで欲しい。↓

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 そして、結論から言おう。

 最悪の展開である。

 唯一の救いとしては、アクア自身からキスはしていないこと。これ自体は予想の範囲内である。その上でルビーが暴走してキスをすることも予想はしていた。しかし、本当に実現するとは…という思いが強い。

 実の血縁関係にある兄と妹のキス。この観点から私はアクルビを本作における特級呪物に認定している。後段にて語るがルビーは『ガチ恋オタク』を自称してアクアにキスを強行した。この展開によって、「ガチ恋を自称するマナー違反」を肯定すると共に「倫理的問題を犯した奴が倫理的問題を世に問う」というピエロ展開が確定した。

 いったんは最新話のキツイ展開を愚痴らせて欲しい。

ルビー(さりな)の自己認識

 アクアの正体を知ってからルビーの自己認識は「さりな」であることは要所要所で描写されている。まずその姿が個人的にはキツイ。

 そして、ルビーは当然の様にアクアに甘える。

 まるで前世でさりながゴローに対して甘えていた様に。18歳を自称するルビーの精神年齢は”あの頃”のさりなのままである。この言動を見てニッコリ出来るオタクはそれこそアクルビを妄信する『全肯定オタク』なのだろう。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』143話 より

アクアの脇の甘さ

 脇が甘く隙だらけなことで一部界隈で定評のあるアクア。

 敢えて言うのであれば、アクアの脇が甘くなければ実妹に唇を奪われることも無かったのだろう。しかし、あろうことかアクアはルビーの要望に応えてゴローの真似をする。

 シスコン設定と言われればそこまで。

 アクアは妹のことを愛しており、そのために願いを可能な限り叶えたいのかもしれない。アクアからキスをした訳では無いので、あまり言及しても仕方がない。しかし、私は普通にアクアの”ゴローの真似”も含めてそれなりにキツかった。

 マジでゴローの顔つきになるのやめてね。

 以下のコマは意図してゴローに寄ってる。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』143話 より

アクアの論理

 弁明するのであれば、アクアはルビーの想いを拒んでいる。いったんアクアがルビーの想いを拒んだこと自体は評価したい。

 しかし、その論理がおかしい。

 実妹だから。妹としては好きだけど。前世の記憶と混在している。様々な言い分を予想していたのだが、選ばれたのは「もう君の知っている先生じゃない」という言葉。そこから続くのは「生きてることに罪悪感」とか急なメンヘラ発言。

 回想に含まれるのはルビーと重曹の顔。

 重曹に嘘を吐き、傷つけたことをしっかり引き摺っていることはこのシーンで明示された。いったん重曹の顔があったことは個人的に良かった。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』143話 より

 アクアもかつては重曹とキャッチボールをしながら、前世と現世の境界線について考えていた。それなのに随分と前世に引っ張られている気がするのは気のせいか。

ルビーの理論

 実妹だからという線引きではなく、メンヘラ論理を繰り広げたアクア。それに対してルビーが展開するのは『全肯定オタク』『ガチ恋オタク』というパワー系の理論武装。

 推しが居ると世界が輝く。

 この発言自体は私も肯定したい。そしてその推しがルビーにとってゴローであることは勝手に推していろという話。問題なのはゴローとアクアを同一視していること、その感覚のまま妄信的になることだ。

 全肯定オタクは私も許そう。

 何故なら私も重曹の全肯定オタクだから。

 ガチ恋はやめろ。ガチ恋オタクをその他のオタクと並列で語るな。というよりガチ恋だから無理に相手に想いを押し付け行動をして良い訳では無い。それこそ、一部の「頭の悪いガチ恋オタク」の存在を肯定することになる。

 この論理は私にとって最悪だ。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』143話 より

 これが許容されるのであれば、ガチ恋オタクを自称するオタクは何かしらのルール・規則を破って想いをぶつけて良いことになってしまう。私はオタクは『推し』に対して一定のルールを守るべきであると考える。勿論、内心本気で恋心を持つのは自由。しかし、それを行動に移してしまえば、恐らく何かしらの問題に発展するだろう(合意の場合は除く)。

 だから、私の目にはルビーは『ガチ恋オタク』という言葉を弄ぶ『ただ倫理的に問題がある人間』という風に映ってしまう。

アクアは全肯定オタクになるか

 さて、ここで『推し』が世界を輝かせることは述べられていた。タイトルにも含まれている通りで、この作品における主題の一つでもあると考える。

 そしてアクアの世界は今闇の中にある。

 となれば、本作のエンディングに向けて考えられる展開の一つに「アクアが『推し』を発見し、世界が輝く」というものが考えられる。アクアは前世でも現世でも誰かを推す只のオタクであったという展開。

 この場合、誰がアクアの推しになるか。

 その答えに最も近いのは重曹だろう。38話で重曹がアクアに対して『推しの子』にあなると宣言していること。アクアの復讐が映画撮影を以て一区切りつくこと。映画撮影後に重曹の卒業ライブがあること。

 上述したのは主な要素。しかし、振り返ると重曹のアイドル活動を通した描写は最終的に「アクアを推しにすること」を念頭に描かれてると考えられる。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』38話 より

 そのような意味で最新話において、ルビーの「推しが居ると世界が輝く」という発言だけは示唆に富んだものと解釈した。

今週の重曹ちゃん

 重曹も流石にこの表情。

 私もこんな表情だ。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』143話 より

次回更新は

  次回更新は2024年3月21日(木)の予定だ。

【感想と考察】『正反対な君と僕』50話「バースデー」【漫画】

 2024年3月4日に少年ジャンプ+|人気オリジナル連載が全話無料!の最強WEBマンガ誌 (shonenjumpplus.com)『正反対な君と僕』最新50話「バースデー」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 タイラヅマの波動が爆発した前回。

 そんな前回の記事はこちらから。

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 因みに私の推しはタイラズマです。

 皆でタイラズマを全力ですこりたい。

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 最新5巻が2023年11月に発売してます。

 見逃さないように、要チェック!

 

50話「バースデー」感想と考察

鈴木の誕生日

 今回は鈴木の誕生日回。

 3月30日に年を重ねた鈴木。そんな彼女の誕生日は彼氏である谷とのお花見。そんな誕生日にはまだまだ初々しく、思春期らしい鈴木と谷の思考が読み取れる。

 例えば、鈴木が誕生日プレゼントを催促しているように感じること。例えば、谷が「鈴木の欲しいもの」が分からずに便利なマグカップに行きついたこと。

 誕生日を祝われる側でドキドキする鈴木も、祝おうと準備をしたり、悩んだりする谷も可愛らしい。読者も思わずホッコリしただろう。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』50話 より

春は変化の季節

 春。

 それは変化の季節。学年が変わり、クラス替えのタイミング。そして鈴木と谷にとっては受験生となる季節。そのような変化は現状が楽しい人にとっては怖いものだ。

 そしてそのようなメンタルは恋愛にも響く。普段は明るい鈴木も、谷との関係について思わず言葉が出てしまう。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』50話 より

安心と不安

 不安を抱える鈴木であったが谷の言葉を聞いて自信を取り戻す。一方の谷も恐らく受験に対して不安を抱えている。この谷の受験に対する不安は今後恐らく顕在化する。そして何かしら二人の関係に影響を与えるだろう。

 しかし、鈴木と谷のやり取りを見ると読者も安心したのではないか。この二人ならどんな不安も心配事も二人のやり方で乗り越えてくれる。そんな気がした。

 この鈴木の表情が可愛すぎる。

 集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』50話 より

主のイチオシシーン

 今週のタイラヅマ要素。

 東の住んでいるところの近くでお花見をした女子ズ。その際、ノリで平を呼ぼうとしたが東が拒否したらしい。平のことを気遣っているような発言だが、恋心を自覚した故の発言であることは明確である。

 タイラヅマてぇてぇ。

集英社 阿賀沢紅茶 『正反対な君と僕』50話 より

次回更新は

 次回更新は恐らく2024年3月18日(月)になると思われる。

 それまで正座待機だ。

【感想と考察】『【推しの子】』142話「責任」【漫画】

 2024年2月29日発売「ヤングジャンプNo.13」で『【推しの子】』本編の最新142話「責任」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

 ※約3年ほど前の記事になります。

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 なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。

142話「責任」感想と考察

恋愛シーンにおける”改変”

 昨今何かと話題の原作改変。142話にあった「物語は人を殺すことすら出来るもの」という言葉は重くのしかかる。恐らく昨今の話題を鑑みてアカ先生が入れ込んだ台詞だと思われる。

 ただ、『【推しの子】』のストーリーにおいては仕方がないとも読み取れる。というのも①アイの記録から当時の恋愛事情が語られなかったこと、②アクアの脚本そのままの恋愛シーンのインパクトが弱かったことの2点が原因だからだ。

 上述した理由からアクア合意の下で吉祥寺先生に原作の添削及び修正の依頼を実施した。この合意の下で行われたというのが昨今の小学館の作品ドラマ化の話とは異なる部分であり、正当性が担保される部分である。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』142話 より

 どうやら前回ブログ記事にて記載した、アイとカミキの恋愛についても多分にアクアやルビーといったキャストの影響を受けているようだ。

 靴に穴が開いていたり、靴下が左右違うなどの描写も真実ではなく、吉祥寺先生の体験を基にしたフィクションであることが明言された。

 以前記事上で指摘したが、本作は映画のシナリオを通して過去が語られる。そして、そのシナリオ自体はアクアが作成し、演じるのは現代を生きるキャストである。そのため、過去編の内容も「誰かが解釈した真実」であることを念頭に置く必要がある。

キスシーンに乗り気か否か

 そしてアイとカミキのキスシーンは吉祥寺先生の改変によって入れ込まれた表現である。アクアの言動から分かる通り、アクア自体は実兄妹でのキスシーン撮影に反対であることが窺える。

 そして外野の気持ちも同じだ。親代わりであるミヤコさんは勿論、重曹も同様。MEMも画面映え、視聴者視点の「バズり」観点から支持する一方で、ルビー本人の肯定的な反応には困惑している。

 つまり、肯定的なのはルビーだけ。

 以前から記事にて考察しているが、ルビーはアクアに前世カミングアウトを受けた時から自身を「さりな」と自認している節がある。アイの娘ルビーではなく、アイのファンであり、ゴローを好きだった「さりな」である。

 現実から目を逸らしている。

 その結果のお花畑なのだろう。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』142話 より

アクアはキスをするか

 そんなお花畑状態のルビーはアクアに練習と称してキスを迫るのだ。「ルビー」としてダメなら「さりな」としてどうだ、と。キスをする責任を迫るのだ。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』142話 より

 ここで問うべきは、アクアはルビーにキスをするのかという問題である。答えは「いいえ」であると考える。というのも、アクアがここでキスをするのは、今から復讐を行う自身に対してのアンチテーゼとなるからだ。

 順を追って解説する。

 そもそも、キスシーンが含まれる『15年の嘘』という映画はアクアからカミキへの復讐を兼ねた作品であると言える。その内容は芸能界の闇、性虐待など芸能界などのNG行動を暴露し、世に問うものであると想定される。

 そしてそれを世に問う立場である、アクアはそれらをしない「正しい立場」である必要があるのだ。自分自身が同様に間違ったことをしているのならば、それは「どの口が言っている」という話である。

 そして、兄妹でのキス、恋愛といった行動は倫理的にNGな行動である。それを行ってしまえば、性被害や殺人といった倫理的にNG行動を指摘できない。

 だから、アクアはキスが出来ない。

 そう考えると、ルビーの誘惑は突っぱねる、キスシーンも無難に「フリ」をするで終えるのが予想される。しかし、演技本番でキスをする可能性は微レ存。ただ恋愛としてのアクルビ展開は全くあり得ないと考えられるだろう。

 そのような意味では芸能界の闇を突っぱねた純粋かつ真っすぐに正しくあろうとする重曹とアクアってお似合いだと改めて思った所存である。

今週の重曹ちゃん

 キスシーンに浮かれて頭お花畑なルビーにキレる重曹ちゃん。正しく、読者の想いを体現しているのではないだろうか。

 MEMが発言する通り、美形兄妹のキスシーンは映えるのかもしれない。ただ、その行動は倫理的に間違っている行動であるし、誰しもが受け入れる行動ではあり得ない。それを描いている作者が自覚せずに実妹ルートに入ろうものなら幾分かの読者が離れていくのではないだろうか。

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集英社 赤坂アカ/横槍メンゴ 『【推しの子】』142話 より

次回更新は

 次号休載!!!

 次回更新は2024年3月14日(木)の予定だ。