葉のブログ

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【感想と考察】『【推しの子】』108話「計画」【漫画】

 2023年2月9日発売「ヤングジャンプNo.11」で『【推しの子】』の最新108話「計画」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

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108話「計画」感想と考察

アクアと重曹の下校デート()

 前回お互いのすれ違いが解消された二人。

 なんと今週冒頭では、他愛のない雑談をしながら一緒に下校をするくらいには仲が戻った(?)ようだ。究極の選択でどれを選ぶかという、ネットのそこかしこに転がっていそうな話をしているあたり微笑ましい。

 しかし、アクアは有名人となった。

 アイの真実と引き換えに、悲劇の兄妹として名を広めたアクアとルビー。アクアの策略とは言え、その影響は大きい。重曹が「アクア」と名前を呼ぶだけで周囲に人が集まるようになってしまう。

 そこで重曹はアクアを「あーくん」呼びするのだ。

 このタイミングかぁあああ?

 私の過去の記事を読んでもらえれば分かると思うが、私は重曹に幸せになってほしい派閥なのだ。そしてその結末としてアクアと重曹が結ばれるような展開が来るのではないかと予想していた。その1つの根拠として未来軸で重曹が「あーくん」呼びしていることを挙げていた(およそ3年前から予想していた)

 私の中では、「あーくん」呼びはもう少しポジティブなイメージであったのだ。重曹自身は「あーくん」呼びにニコニコしており大変微笑ましいが、今後の展開を決定づける要因としては薄くなってしまった。割としっかり残念だ

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『【推しの子】』108話 より

 そしてその様子を眺めてニヨニヨするMEM。お前はどこまで行っても良い女だよ。

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『【推しの子】』108話 より

アクアの思惑

 アクアの方はどうやら重曹とは対照的なようだ。結局、重曹を手駒として計算しており、復讐の計画を進めていくことを決意する。

 アイの死後アクアが考え続けた復讐。

 それは、五反田監督が作成する映画の企画とも繋がってきそうである。

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『【推しの子】』108話 より 

 アクア自身が「最終章の幕は上がった」という様に「映画編」はアクアがアイの復讐を果たす本物語の最終章になるのかもしれない。

 ここで一度振り返る。

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 「映画」が復讐の手段となることは、未来軸を読んでいれば誰でも分かる。当の私も3年前に書いた記事で考察している。これはちゃんと読んでいる読者の中では割と根拠つの強い考察なのだ。

 ここで物語に戻る。途中出場のあかねは退場し、わざわざ未来軸で張っていた重曹の「あーくん」呼びはあっけなく回収された。物語ではさも犯人が父親であり、その情報も確定だという大前提の基で物語が進んでいく。残っている要素なんて、突如挿入されたオカルト要素くらいだろうか。

 9章映画編では、アクアの復讐が進むだろう。

 (勿論、最終章ではない可能性もある)

 私の感想記事だから、この場を借りて言いたい。この物語はここからどう面白くなっていくんだ??未来軸にまで張っていた伏線は回収され、ヒロインとの展開はほとんど無い。台詞の中で「最終章」と明示された展開は3年前から予想のつくもの。残されたのは本物語の中でも明らかに浮いているオカルト要素。

 正直、重曹の笑顔でも誤魔化し切れない。

 今後は何を楽しみに読めば良いのだろう。

 重曹とアクアの絡みが好きで読んでいた読者の哀れな感想として、聞き流して笑ってくれれば幸いだ。正直拍子抜け。ここから展開の山なんて来るのか?

 アクアが復讐の駒として「たとえ……有馬だろうと」と重曹を大切な存在と認識していることでギリギリ耐えたまであるが、正直気落ちが凄い。ホンマにここからどうやって面白くなるんだ?

今週の重曹ちゃん

 重曹のニコニコは嬉しいのだ。

 だが今週の拍子抜け感は酷い。

 重曹を雑に消費するな。誠に遺憾である。

 (これは重曹以外のキャラにも言える)

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『【推しの子】』108話 より

次回更新は

 次回更新は2023年2月22日(木)予定です。

 来週は休載予定なので要注意!

【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.114「僕らは付き合っている」【漫画】

 2023年2月7日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新114話「僕らは付き合っている」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

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 新巻は3月上旬発売の様だ。

 書影も公開されているが、正しく最新113話の名場面が表紙である。買って後悔無い8巻は今の内から予約など要チェックである。

114話「僕らは付き合っている」感想と考察

ラブコメの結末

 とある漫画家の発言か何か忘れたが、ネットのミームとして「ラブコメは付き合うまでが本番」という言葉を聞いたことがある。実際一昔前のラブコメ漫画は、どのように付き合うかが重視されていたように感じる。ライバルの出現やヒロイン候補の登場で誰と付き合うんだ、と読者をワクワクさせる。

 しかし、近年では付き合った後を描く漫画も増えた。

 そして当然ながら市川や山田自身の人生は告白後も続くのだ。そこを描いてくれるのは桜井のりお先生が物語の登場人物を大切にしている証拠でもあるだろう。

 そう、まだまだ二人の物語は紡がれる。

 告白は一大イベントである。それは間違いない。だから市川も山田も正面から想いを伝え、緊張もしただろうし、気持ち的にだいぶハイになっただろう。その結果、告白文句を書き出すという自身の醜態を朝冷静に見返して市川は悶えることになる。

 改めて言う。告白は終わりではない。

 このようにテンション上がって恥ずかしくなることもある。二人の物語は始まったばかりなのだ。

 それにしても、告白が夢ではない証明のために書き出しておくとは、本当に市川らしくて思わず笑ってしまった。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.114 より

進路の季節

 そう、二人の物語が続くということは、人生が続くということでもある。中学3年生である市川や山田が、体育祭や修学旅行を終えた末に立ち向かうのは進路選択である。

 どうやら山田は進路が明確らしい。

 「日向」の芸能科に進学予定だそうだ。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.114 より

 (「目黒日向大学高等学校」と書いてあるが、モチーフは「目黒日本大学高等学校」だろうか)

 当然、市川は「彼氏」として気になるのだ。最寄り駅はどこか、共学なのか、思い浮かぶ質問をぶつけるのは彼氏ならではの心配なのだろう。

 一方の市川は「秀岳院」が気になっているようだ。

 (この時点で進路は分岐確定か)

 市川が勉強がクラスの中でもできる方であること、一方で中学受験に失敗していることは既に物語内で描かれている。それでも関根曰く偏差値74。本人は否定しているが、興味を持っているのは確かなのだろう。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.114 より

彼女としての想い

 そんな職員室前での市川と関根の距離の近さを見て、山田としても思うところがあるのだ。女の子とごはんに行くのはいいが、遊ぶのはダメ。つまるところ距離感に気を付けてほしいということだろう。

 そんな言葉も彼女だからこそ口から出るのかもしれない。

 市川が山田を心配したように、山田も市川が心配なのだ。それは二人が立派にも彼氏と彼女の自覚があるからだろう。昨日の告白は夢なんかではない証拠だ。

 そして、彼女だからこそ、市川がまだ誰にも付き合っている事実を伝えていないこともお見通しなのだ。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.114 より

主のイチオシシーン

 もう以前のように距離を置いて嫉妬するだけではない。今は彼女として、言葉を伝えることができる。それでも市川がバレたくないことを察して、結果微妙な表情になる山田が可愛いことこの上ないのだ。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.114 より

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2022年2月28日予定だ。

 2週間後ではなく、3週間後の更新なので要注意だ。

【感想と考察】『【推しの子】』107話「友達」【漫画】

 2023年2月2日発売「ヤングジャンプNo.10」で『【推しの子】』の最新107話「友達」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

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107話「友達」感想と考察

重曹とアクアの対峙

 遂に面と向き合うこととなったアクアと重曹。

 思えば、あかねが登場してから、あれやこれやと捻じれに捻じれ拗れに拗れたので、面と向き合うのは久しぶりなのだろう。

 スキャンダルから助けてくれたアクアに対して感謝を伝えたい。しかし、重曹とアクアの間には、感謝を述べる前に取り除くべきすれ違いの壁が山積みである。

 だが、山積みに見えるすれ違いも一言で片付くのだ。

 それは、「重曹のことが嫌いなのではなく、むしろ大切だからこそ避けている」というアクアの本心。これを隠してあれやこれやと物事を進めるから、重曹はアクアに嫌われていると勘違いしてきた。

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『【推しの子】』95話 より

 そして重曹は幼いころから、「人間に見捨てられ離れられる」ことを経験してきた人間である。子役としての価値が薄れると同時に離れていった大人に対して、幼い重曹はトラウマを背負う訳だ。

 だから、アクアに嫌われることも耐えられない。

 そして、それを正面からぶつけられるのは有馬かなという人間の1つの「良さ」であろう。プライドはあるし、素直になれない。長く芸能界といいう世界にいながら、芯の通った真っすぐさを持っている。

 感謝の気持ちを伝える必要がある。

 でも、その前に理解しておくべきこともある。

 それらを全て正面からやってのけるのが重曹だ。

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『【推しの子】』107話 より

アクアの本心

 重曹を避けた理由。

 上述した通り「お前が大切だ」で済む話だ。

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『【推しの子】』107話 より

 「俺はお前を……」

 そこまで言って日和ってんじゃねぇ。

 しかし、アクアが言葉に詰まってしまうのも頷ける。何故なら喉に引っ掛かった言葉は「大切だから」だとか「好きだから」だとか「守りたかった」。いずれの場合でも自身の好意を認めてしまう様な、告白紛いの言葉だから。

 しかし、喉に詰まって出た言葉が空白を生む三点リーダーだとしても、重曹には最低限伝わるのだ。嫌いなのではない。守ろうとしてくれた。

 その事実が伝わるだけで、お互い正面から殴りあえる関係に元通り。全てをややこしくしていたのは、アクアのカッコつけた行動と性格のせいである。

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『【推しの子】』107話 より

 アクアの本心が伝わってさえいればなんと簡単な話か。

 あかね登場以降のいざこざが全てこの一言で解決してしまうのだ。

 そして、それらの捻じれを解消した上で重曹はちゃんと感謝を伝えるのだ。しかもアクアに手を握ることを求めるというオプション付きで。

 私はネガティブ思考の持ち主なので、展開について①アクアの闇はどこへ行った?とか②重曹はアクアに対して申し訳なく感じないのかとかいくつか思う部分もある。

 ただ①については、重曹と一緒にいるアクアは昔の雰囲気に戻ると以前から明言されているし、②については、ごめんと謝られるよりありがとうと感謝された方が気持ちが良いのでOKということにしておく。折角の重曹回なので、細かいこととか多少の解釈の差異など関係ないのである。

 絡まっていたものが解けた。

 重曹が感謝を伝えた。

 それで十分だ。

"友達"発言

 長い。あかねにキスをしたところらへんからすれ違いが始まり、その溝は回を重ねるごとに深くなっていった。だから、読者は「アクアの野郎早く素直になれ」と思っていたかもしれない。

 そのアクアのナルシストかつエゴイスト的な思考によって生まれたすれ違いは無事紐解ける。(リアルで言われたら鳥肌ものかもしれない)

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『【推しの子】』107話 より

 しかし、ここで唯一解けていない誤解がある。

 それがアクアがあかねと付き合っているという事実。当然、重曹は彼女が居る男に好きだと伝えるような女ではない。だから、敢えて「友達発言」をするのだ。

 勿論、重曹がアクアのことを本心から好きなのは以前までの展開やシマカンへの発言から分かることではある。

『【推しの子】』101話 より

 しかし、アクアはその友達発言の後にあかねとは別れたという真実を伝える。つまり、本心を隠しながら言った友達発言は何一つ意味のない嘘なのだ。また、余計なすれ違い展開になりうる言葉尻ではあるが、あかねと別れたという事実が伝わっただけ良しとするか。

今週の重曹ちゃん

 かつて、推しの子にしてやると意気込んだ。

 そして、その目標は変わらないのだ。

 そのうち本当にアクアが重曹を推すような展開があるかもしれない。

 この重曹、表情も仕草もまつ毛の長さも全ビジュアルが完璧すぎる。

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『【推しの子】』107話 より

次回更新は

 次回更新は2023年2月9日(木)予定です。

【感想と考察】『【推しの子】』106話「決裂」【漫画】

 2023年1月26日発売「ヤングジャンプNo.9」で『【推しの子】』の最新106話「決裂」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

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106話「決裂」感想と考察

アイの真実

 重曹を守るためにアクアが選んだ手段は、アクアの持つ最大の切り札を出すこと。つまりは、アイドルの隠し子であることを公にすることである。

 当然、世間の反応は多岐にわたる。十人十色。売名だと揶揄する者、アイという虚構を壊されて幻滅する者。世の中、トレンドには敏感なようだ。たとえ自分が関係なくともあれやこれやと意見を述べるのである。

 しかし最終的には、母の想いを継ぐ子どもを演出することによって美談として片づけられる。だが、ここでは世間の反応などはどうでも良い。アクアを取り巻く周囲の話をしよう。

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『【推しの子】』106話 より

ルビーの想い

 今回の顛末をどう捉えるか。

 ルビーは一言でいえば反対派だ。それも極度の。

 ルビーはアイを神様と崇めている。そのアイが隠した真実を掘り起こして開示するような行為は到底認められないのである。そしてその気持ちをアクアと共有していたと思っていた。

 だから裏切られた。

 そういう感情が芽生える訳である。

 だからアクアと決裂する。

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『【推しの子】』106話 より

 しかし、この論調は可笑しいのである。

 アイの意思を尊重するのであれば、「復讐」などは考えない。復讐のために動いている時点で、ルビーは自己満足の世界に入っている。そういう時、大抵思い描く像も勝手に自分の都合の良いように解釈されがちだ。

 勿論、ルビーの言い分も分かる。

 アイが大切だという気持ちも分かる。

 ただ、どちらかというと自分が描いていた都合の良い像が崩れることに対する感情も含まれているのだろう。それはアイの像でもあり、アクアの像でもある。ルビーの想い描くものと違うことへの感情だ。

 一読者の私からすれば1か0かしかない極端な意見である。

アクアの想い

 一方でアクアは1か0かでは考えない。

 ルビーとは見解の相違である。

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『【推しの子】』106話 より

 アイのことは大切である。一方でアクアは周りにいる重曹やルビーのことも大切なのだ。ここは一つ重要な点である。おそらくルビーは重曹とアイの真実を天秤にかけているのに対して、アクアは重曹に加えてルビー、そして復讐後の未来を天秤にかけていることが分かる。

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『【推しの子】』106話 より

 「俺が居なくなった後」という言葉の真意は不明であるが、ここでは一度「復讐によって自身が居なくなること」を想定していると仮定する。

 つまり、アクアはルビーとは異なり、重曹やルビーの身の回りの人物の今、そして未来を天秤にかけているのだ。そりゃ、ルビーとは見ている世界が違う訳だ。

 この視線を共有できない限りヒビは入ったままなのだろう。

 現在はルビーが一方的に聞く耳を塞いでしまっている。

 そう考えると、ある種ルビーは冷静な判断が出来ていないのだ。言い分は分かるが、アイだなんだと他人を盾にして自分の感情に流されているように感じる。

 

 ここで、もう一点。

 アクアは「復讐は演じること」と明言している。

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『【推しの子】』8話 より 

 106話でアクアが復讐のその先の未来まで視野に入っている発言をしたのは上述した。しかし、未来軸ではインタビューに参加し、復讐について明言もしている。

 そうなると、今回の「俺が居なくなった後」とはどのような状況を意味しているのだろうか。これは今後の考察ポイントとして一つ記憶しておく。 

 現状で考えられるのは、アクアもあかね同様に犯人を〇すようなこと、それによって自分も居なくなることを想定していることである。そうなると未来軸の発言と合致しない。今後、重曹に道を正されて未来軸のような復讐の在り方を見つけるのかも?

 流石に考えすぎか?

今週の重曹ちゃん

 遂にアクアとご対面。正直なところ、重曹はもう少しアクアに助けてもらったことに対して罪悪感などを覚えるものだとおもっていた。まぁ今回は重曹メインじゃないし、あっさり描かれただけだよね、っていうことで。

 来週は流石にアクかな確定でしょう。

 感謝を述べられるのか。

 述べたうえでどこまで本心が言葉になるか。

 注目であろう。

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『【推しの子】』106話 より

次回更新は

 次回更新は2023年2月2日(木)予定です。

 

 

【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.113「私の恋心」【漫画】

 全人類がこの日を待っていた。

 例に漏れず、神回。

 いや、過去一番の神回である。

 2023年1月24日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新113話「私の恋心」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

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 新巻は3月上旬発売の様だ。

 書影も公開されているが、正しく最新113話の名場面が表紙である。買って後悔無い8巻は今の内から予約など要チェックである。

113話「私の恋心」感想と考察

市川の見送り

 京都で市川が絵馬に書いた「受かりますように」。この言葉は受験に対してではなく、山田のオーディションについてだろう。足立はすっかり受験のことだと思っているが。

 修学旅行とオーディションを天秤に掛け、修学旅行を取った山田。しかし、市川の想いと後押しを受けて修学旅行を途中抜けしてオーディションに向かう。早朝ホテルを出発する山田を市川は見送りに出る。

 市川からの選別は大量のお菓子である。

 どうやら市川は修学旅行のカバンいっぱいにお菓子を詰め込んできた様だ。よく見てみると、カバンの中に入っているお菓子はどれも二人の思い出に関わるものである。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.113 より

 パッと見ただけで4種類。

 ポテチ、じゃがりこ、アーモンドチョコ、MeltyKiss、。

 ポテチは、市川と山田ので図書室での出会いまで遡る。社会の研究発表を一人で作ろうとする山田に対して、カッターを貸す。その際に山田が食べていたのがポテチなのだ。最後、ポテチの残りもといゴミ袋を渡す。ここから二人の関係は始まった。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.1 より

 じゃがりこについては、私の方でパッと思い浮かぶ二人のストーリーは無い。もしかしたらじゃがりこ回が存在するかもなので、ゆっくり後ほど読み返したい。 

 アーモンドチョコは、図書室の規制が強くなった回に登場する。飲食が禁止されている図書室での飲食を続ける山田が先生に見つかりそうになったところを市川がなんとか隠すのだ。アーモンドチョコを持った山田の手を握り、思わず想いが伝わってしまいそうなほどの距離で見つめ合うのだ。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.30 より

 MeltyKissは割と直近の話かもしれない。バレンタイン回でチョコを渡せず悩む山田に市川の方からプレゼントしたお菓子である。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.73 より

 このように市川がお菓子を持ってきたのは、単純に山田がお菓子好きだからではない。山田との思い出を鑑みた上で、間違いなく好きなものを選んでいることが分かる。

 そして、かける言葉も「頑張れ」ではなく「大丈夫」。この言葉は、以前撮影に臨む山田に送信した言葉と同じである(『僕の心のヤバイやつ』Karte.96参照)。沢山努力をしている山田に「頑張れ」と言葉をかけるのは余計なお節介なのだ。頑張っているのは知っているからこその「大丈夫」。何よりも山田を信頼している言葉であろう。

"いつもの場所"

 私としては、上述した冒頭のシーンだけで涙ものである。今までの思い出とか積み重ねが表現されていて、ファンとして最高の言葉以外にない。しかし、これ以上の感動が113話にあるのを私は知っている。何故ならタイトルが明らかに対比されているからである。

 110話、111話で市川は山田に対して想いを伝えた。であるならば、全く同じ様なタイトルで対比される112話、113話は山田の告白があるはずなのである。

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僕の心のヤバイやつ 【2023年4月TVアニメ放送スタート!最新7巻発売中!】 | 桜井のりお | 試し読み・無料マンガサイトはマンガクロス (mangacross.jp)

 そして展開は予想通りに進む。修学旅行から帰ってきた市川は、オーディション終わりの山田から呼び出される。「いつもの場所」と知るされたそのメッセージに、市川は駆け足で向かう。

 山田が居なくても学校生活は楽しい。それでも山田には会いたい。自分の感情に素直になった市川が向かった先は学校の図書室である。お菓子を食べる山田と、読書する市川の関係が始まった最初の場所である。

 図書室に居る山田に市川はオーディションの出来を訊く。山田は不安ではあるものの、自分自身を認めている様である。そして、自分のことを認めれるようになったのは市川のお陰だと言う。

 市川がそうであったように、山田も同じなのだ。

 気が付いたら、自分自身も、自分を取り巻く全ても、全部が特別で、大切で、愛おしく思える。そして、それに気づかせてくれたのは、市川にとっては山田であり、山田にとっては市川なのだ。

 だから、山田も言葉にするのだ。

 大切な人だからこそ。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.113 より

 という訳で、めでたく全人類が待ち望んだ展開が来たわけだ。読者も予想していた。しかし、その予想に対して正面から渾身の豪速球を投げつけられた感じである。

 私としては、以前からこのブログ記事でも度々紹介している桜井のりお先生の、『僕ヤバ』という作品への想いも見えてきてダブルで号泣である。

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『僕の心のヤバイやつ』4巻あとがき より

 桜井のりお先生は、市川と山田を取り巻く人々や環境、過去など全てを愛おしいものにしたいと語っている。そしてそれらが愛おしいものだと気づくキッカケにお互いが成っていたのだ。

 そのような意味で、113話は読者が待望していた展開であると同時に、作者ののりお先生にとっても自分の想いを詰め込んだ渾身の話であったのだろう。

 そしてその想い通りに二人を取り巻く全てが愛おしいからこそ、我々読者も涙なしには最新113話を読めないのである。本当に感動した以外の言葉が出てこない。

 ただ物語は幕を閉じない。

 二人が付き合うという事は、祝福お化けの安堂カンナの存在であったり、これからの山田の女優としての道であったり、山田大好き香田ニコであったりと様々な障壁(?)も考えられる。今後も二人の歩みに注目したい。

主のイチオシシーン

 想いが通じ合った後のシーン。

 どうしていいか分からず、お互いに同じ動きをしてしまうのは、正しく「通じ合っている」証拠であると共に、可愛らしいのである。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.113 より

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2022年2月7日予定だ。

 

【感想と考察】『【推しの子】』105話「記者」【漫画】

 今回はようやく核心に迫ってきた感。

 2023年1月19日発売「ヤングジャンプNo.8」で『【推しの子】』の最新105話「記者」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

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 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

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105話「記者」感想と考察

アクアの取れる手段

 さて、久しぶりな気がする『【推しの子】』最新話。重曹のスキャンダルに対して、どうやらアクアが何かしらの行動を起こしそうなところで終わっている。

 人を食い物にする芸能界。

 未成年とは言え、重曹も立派な芸能人であり、その周囲には多くの利権が絡みついている。その利権にしがみつく盲目な大人には真実だとか嘘だとかは関係ない。

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『【推しの子】』105話 より

 そんな大人に対抗する手段。

 それは、「バーター取引」である。

 止めて、なんて言って止まる人ではない。記事を差し止めるお金なんて苺プロには無い。そんなアクアに取れる手段は、同等以上の真実との交換なのだ。

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『【推しの子】』105話 より

 この展開は予想通りに最高である。

 「重曹のスキャンダルを止める」という目的と、「アイの隠された真実を明るみに出す」という目的。それら2つの目的を見事両立させて実行した。

 ルビーに確認を取ったとは言え、ルビーの表情を見るにこのバーター取引は知らなかったようだ。そうなるとアイの真実と、子ども(ルビー・アクア)の存在の開示はルビーにとっては辛い選択肢になるかもしれない。

 だが、ここでアクアにとって重曹の存在が、唯一の手札である真実を切らせる程に大切なものであるという示唆も得られた。重曹推しとしては最高である。

真実の行く末は

 重曹が世間から好奇な視線を向けられることは避けられた。しかし、バーター取引である。重曹のスキャンダルと同等以上の真実での取引。アクアにとって、アイの子どもであることは最大の切り札である。

 取引であるからには代替が起こる。好奇の目を向けられるのは、世間から注目の的になるのは、ルビーとアクアに変わったのだ。

 アイの真実が注目を浴びるのは、未来軸でのアイを題材にしたと思われる「作品作り」にも整合する。確実に以前から考察している結末へと近づいている感じがようやくしてきた。来週以降も期待して待ちたい。

今週の重曹ちゃん

 現実と向き合い、それでも「とりゃ!」と一歩を踏み出せる。これはある意味重曹とあかねの対比的な表現でもある。そして一歩踏み出せる力強さこそが重曹の魅力でもある。

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『【推しの子】』105話 より

次回更新は

 次回更新は2023年2月26日(木)予定です。

 

 

【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.112「私は伝えたい」【漫画】

 2023年1月10日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新112話「私は伝えたい」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

112話「私は伝えたい」感想と考察

女子会の定番コイバナ

 中学校生活一度きりの修学旅行。

 その場で、遂に告白をした市川。しかし、祝いたいギャル安藤カンナの登場により二人はその場から逃げるように立ち去った。そのために重要な問題が発生する。

 山田は市川の告白に返事をしていないのだ!

 当の市川は告白をしてしまったという恥ずかしさと満足感から気づいていないかもしれない。しかし、山田はモヤモヤするのである。そしてあれよあれよという間に女子部屋に吸い込まれる市川。

 このようにして女子部屋=女子会(男子が一人隠れている)という漫画の世界だから許される展開になる。勿論隠れている市川は気が気でない訳だが、部屋の女子はそんな市川の存在に気付くこともなく修学旅行を満喫するのだ。

 そして女子会と言えばコイバナである!

 私としては、女子会と言えばコイバナか枕投げの二択と想定していた。枕投げであれば布団の中に隠れていた市川は見つかること必至である。そのような意味ではコイバナという選択は市川にとっては九死に一生を得たと言える。

 しかし、コイバナという選択が行われたことで、好きな人(市川)の目の前でコイバナをするという地獄の展開が山田を襲うのだ。そんな山田の回答は「好きっていう人」。当然告白したばかりの市川にとっては悶絶ものだ。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.112 より

 ここらで限界を迎えたのか山田は意図的に話を逸らす。女子たちはライアーゲームの如くコイバナを始める。(関根が告白されたことがあるのは本当で、倫と吉田は嘘なのだろう)

 そんな中、会話は大人の恋愛へと移る。関根は山田に大人の恋愛は告白より先にセッ…をすると伝えるのだ。しかし、山田は「告白された方が嬉しい」と猛反発。

理性VS本能

 さて、ここまで長々と女子会について語ってきた。

 しかし、忘れてはいけない。市川はずっと山田の布団の中にいるのである。常に同衾状態である。それが、消灯後にどうなるか。山田も寝る体勢をとるため、完全にセッ…する前のそれであるのだ。

 市川は必死に素数を数える。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.112 より

 遂には限界を迎えて市川の市川が起きてしまうのだ。人間の生殖機能。正しく本能。本人がいくら素数を数えていたとしても、起きてしまうものは起きてしまう。

 そして、山田は思わず飛び上がってしまう。

 その反応を見て同部屋の女子たちは山田を怪しむ。絶体絶命の状況である。

 しかし、何故か窓の外には神崎の姿が。シーツをベランダに括って降りてきたようである。その姿を見て、女子は一目散に部屋の外に逃げていく。かくして、市川はその混乱に乗じることで無事に女子部屋を離脱したのである。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.112 より

 山田の部屋の真上は市川の部屋であり、神崎も同部屋だったことが窺える。もしかしたら、神崎は市川が部屋に帰ってこないのを察して山田の部屋に助けに行ったのかもしれない。(あくまで憶測であるが…)

 そして、何故か神崎と一緒に正座させられる足立。本当に、お前は一体何をしていたんだってばよ。

私は伝えたい

 女子会の話題にも上がった恋人の関係性。大人は告白なんてせずに、身体の関係を持つのかもしれない。それでも山田は告白されて嬉しかった。だからこそ、山田自身も伝えたい。

 今は言葉にならない。

 それでも「私は伝えたい」。

 その意思表明はするのだ。

 市川もそれを承諾する。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.112 より

主のイチオシシーン

 あまりにも寝付きが良すぎる半沢さん。

 騒動の中でも目を閉じて寝たままなの可愛い。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.112 より

次回更新は

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2022年1月24日予定だ。

 

【感想と考察】『【推しの子】』104話「対策」【漫画】

 新年、あけまして

 おめでとうございます。

 

 読者の皆様、今年も「葉のブログ」をよろしくお願い致します。併せて、『【推しの子】』については今年こそは「重曹の年」となるよう願う次第です。

 それでは、通常運転で感想の方へ。

 2023年1月4日発売「ヤングジャンプNo.6 & 7」で『【推しの子】』の最新104話「対策」が掲載・更新されています。(新年一発目は水曜日更新でした)

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

isoisogingin.hatenablog.com

 

 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

isoisogingin.hatenablog.com

104話「対策」感想と考察

相変わらずの展開の遅さではある

 前回、展開としては重曹がゴシップによる周囲の視線を受け止める心構えを整えたことで終わった。しかし、私としてはそんな本筋の展開よりも重曹もアクアも同じ公園(かつてキャッチボールしうたあの公園)に吸い寄せられているという事実にウキウキではあった。

 そんなこんなで迎えた今回。感想としては例に漏れず「展開が遅い」(煉獄さん風に)。1話まるまる使ってどれくらい進展があったかと思えば、何も進展が得られなかったのである。

ソース画像を表示

『進撃の巨人』1話 より

 別漫画ネタの引用失礼。

 冗談だと思うかもしれないが本当なのである。「アクアが重曹のために何かするぞ」この引きだって前回と何も変わらないのである。少し変化を探すとすれば、ルビーに返事を得ることで何かしらの決意をより固めたことである。

 本質的には、芸能豆知識や作者のマスコミに対する主張を漫画のキャラを通してぶつけられただけ。漫画自体の状況としてはほぼ進展が無い、が回答である。

 まぁ、見慣れた展開の遅さか。

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『【推しの子】』104話 より

重曹のゴシップ

 そんな遅い展開の中で語られるのは、重曹の落ち度が低いことである。

 ミヤコさんが語るには、「B小町」は週刊記者に付け狙われるようなレベルでは無いとのこと。週刊記者が狙うのは、アイドルグループならば紅白レベルのようだ。

 そのため、重曹は本来であれば公の場で気を付ければよい程度のはず。それがシマカンが悪目立ちしていることで週刊記者の目についてしまった。ただ一般映画監督のゴシップなんてほとんど誰も気にしない。そこで重曹の来訪によって鴨ネギ状態になったようだ。

 ミヤコさんとしては、芸能人を擁するプロダクションである。そういう記者に撮られないためのノウハウなんかも持っている。ただ、今回の件に至るまでまだ、そのようなノウハウが必要な状態にならないという目測だったのだろう。

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『【推しの子】』104話 より

MEMの反応とルビーの反応

 ミヤコさんは優しく対応するが、重曹が自分に厳しいタイプなのは読者もご存じであろう。だからこそ、演技の仕事が欲しかったこと、周りが見えなかったことを涙ながらに謝罪する。

 そんな時、重曹を支えるのはMEMなのだ。

 もうね、皆の精神安定剤

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『【推しの子】』104話 より

 芸能人だって人間なのだ。

 隙のない完璧人間なんて存在しない。

 そうやって心を寄せて一緒に涙できるMEMの存在は偉大である。もうね、重曹を抱きしめるMEMごと抱きしめてやりたいMEMは良い女なのだ。

 一方で、アクアにも思うところがあるらしい。

 自分がアイドルの道に誘ったという責任。

 だからこそ、重曹を救う手段を打つべきか思惑する。B小町にとって、ルビーにとって痛みが伴おうとも。そしてルビーはそれを快諾するのだ。

 この表情は少し読み切れない......

 もしかしたら、ルビーも何かしら協力したりするのだろうか。あるいは、逆にアクアの策による痛みを回避するように立ち回るのか。ここは少し今後考えていく。

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『【推しの子】』104話 より

 次回はついにアクアが解決に動くらしい。

 それも少し身内に手痛い解決策なのかもしれない。

今週の重曹ちゃん

 今回はここ。

 セリフとしては重曹ではなく、MEMのセリフなのだが。アイドル含む芸能人を「着ぐるみ脱いだ所」とテーマパークの演者で例えている。これは役者である重曹には刺さる言葉なのではないか、と勝手に妄想した。

 改めて言うがMEMは良い女なのだ

 最近これしか言っていない。

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『【推しの子】』104話 より

次回更新は

 次回更新は2023年1月19日(木)予定です。

 今週合併号だったので、来週はお休みですね。

【感想と考察】『【推しの子】』103話「スキャンダル」【漫画】

 2022年12月22日発売「ヤングジャンプNo.4 & 5」で『【推しの子】』の最新103話「スキャンダル」が掲載・更新されています。

 前回の感想記事はこちら。

isoisogingin.hatenablog.com

isoisogingin.hatenablog.com

 私は重曹推しです。

 記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。

 それについて、ちょうど一年ほど前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。

isoisogingin.hatenablog.com

103話「スキャンダル」感想と考察

スキャンダル

 シマカンと二人きりで居たということで、重曹はスキャンダルの対象となる。『週刊芸能実話』と名乗る記者からの質問に重曹は思考が止まる。

 なんて言おう。

 必死に思考を巡らせた重曹の回答は逃走。否定も肯定もしないまま、記者の言葉を背中に走って逃げた。

 重曹だって理解している。

 客観的に見たら、真っ黒。

 不倫だといわれても仕方ない。

 状況証拠は揃ってしまっているのだ。

 仮にも子役出身。重曹は誰よりも長い間芸能界に浸かっている。その分だけ後ろ指をさされながら消えていくような芸能人を幾人と見てきた。

 だからこそ、重曹は起きている事態を比較的正確に把握する。そして、今後降りかかるであろう空想の言葉も理解できてしまうのだ。存在しない人間からの否定の言葉が重曹を襲う。

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『【推しの子】』103話 より

重曹の結論

 一人で悩むと思考は鈍る。

 芸能界での自身を客観視できるからこそ、その涙の意味は重い。自問自答で続く言葉は自身を否定するような言葉ばかりが並ぶ。

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『【推しの子】』103話 より

 自己否定を繰り返した先に思わず出た言葉はアクアの名前であった。それは、間違いようもなく重曹がアクアを支えの1つとしていることの証明でもある。

 しかし、重曹はそれをよく思わない。

 重曹はアクアに否定された。だが、重曹もアクアを避けていた。その中で「他の男(既婚)と関係を持った(状況証拠的に)」という錘をぶら下げ、自身がしんどい時にだけ縋ろうとする。そんな自身の姿を客観視して気持ち悪いと思ってしまう。

 改めて上述した内容を引用する。

仮にも子役出身。

重曹は誰よりも長い間芸能界に浸かっている。

 そう、誰よりも長い間芸能界を生きてきた。 

 だからこそ、こんなことでは終わらない。

 重曹は一人前を向く。

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『【推しの子】』103話 より

 アクアは重曹が折れないことを信じている。

 だからこそ、残るは「大人の仕事」である。

展開の考察ポイント

 今までの展開と比較すると、重曹がアクアを支えにしていること、アクアが重曹の本質を捉えていることが描かれており、私としては満足度の高い展開だったともいえる。

 特に、最後の重曹が悩んでいた場所、アクアが重曹を発見した公園は野球のバックネットのような背の高いネットが描かれている。このことから30話のキャッチボールをした公園と同じ場所であることが考察できる。

 アクアと重曹の初デート場所(仮)。

 思考が定まらい中、その公園に無意識的に来てしまう重曹も、重曹を探しに公園までストーキングするアクアも同じである。結局お互いにとって強い想い入れのある場所なのだ。

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『【推しの子】』30話 より

 一方で展開の遅さは様式美である。

 勿論、休載が挟まったから、より感じる部分はあるだろう。一時期の舞台編とかに比べればテンポ感としてはマシではある。それでも、1か月、2か月前からなんとなく透けて見える展開をそのまま見せられても驚きは無いに等しい。

 重曹のスキャンダル展開の考察は99話時点で私は触れている。99話更新はおよそ2か月前だし、休載を挟んでいなかったとしても1か月前くらいのテンポ感。

isoisogingin.hatenablog.com

 そして、これから年末年始の休載を挟む。

 収束のさせ方もアクアや苺プロのコネを用いて流布される前に止めるような展開になりそうだ。なんとなく今回は炎上までは行かないのではないか。

 仮に炎上まで行くと、「大人の力」では抑えられない。

 さらに炎上展開はこれまで散々描かれている。「今ガチ」然りコスプレ然り炎上は見飽きた。だからこそ炎上に行く前に収束させるような展開が見たいものだ。

 果たして、次回以降アッと驚くような解決策は描かれるのか。

今週の重曹ちゃん

 普通に重曹に罵倒されたい。

 このコマの重曹、顔が良い。

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『【推しの子】』103話 より

次回更新は

 次回更新は2023年1月4日(水)予定です。

 来週は年末年始なので休載のようです。

 

【感想と考察】『僕の心のヤバイやつ』Karte.111「僕の恋心」【漫画】

 2022年12月6日にマンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)『僕の心のヤバイやつ』最新111話「僕の恋心」が更新されたので感想と考察を書いていこうと思います。

 前回の感想記事はこちらから。

isoisogingin.hatenablog.com

111話「僕の恋心」感想と考察

告白の行方は

 遂に「好き」という言葉を口にした市川。自分の心に、山田への想いに正直になったその言葉。本来であれば、告白には「返事」がつきものである。しかし、恋愛モンスター安藤カンナがそれを許さない。

 人間の三大欲求が睡眠欲、食欲、人の恋路を祝う欲の3つなのではないかと疑うほどに登場時から安藤は市川と山田のカップリングに唾をつけている。

 つまり、二人の恋に安藤が割り込むのは予定調和だ。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.111 より

 そもそも市川としては、修学旅行で安藤を避けるという重大なミッションがあった。クラス全員に祝われるなんて市川にとっては御免なのだ。捕まらないように、手を握って逃げる。

 まるで愛の逃避行ではないか。

 しかし、外野の感情も一枚岩ではない。

 祝いたい安藤が居る一方で、市川と山田の関係を理解している関根や半沢のような存在もある。そしてそれには神崎や原さんも含まれる。

 故意か偶然か、祝われるのは神崎原さんカップルとなった。

 いや、そっちなんか-い!!!

 思わず私も心の底から叫んだ。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.111 より

山田の天秤

 市川は山田にオーディションに行くことを勧める。

 自分はもう学校生活が楽しいから、山田が居なくても大丈夫。前回の告白は市川の心の底から出た本心でもあり、山田の背負うものを軽くする言葉でもある。

 市川の言葉もあり、山田は学校の先生、そしてマネージャーと話すことに。

 結果として、3日目の朝に修学旅行を早退し、オーディションに向かうことになった。ということは、山田が「君オク」の主演として演じる可能性が出てきた。そして、「君オク」の12巻には、キスシーンが存在する可能性があるのだ。

 これは、今後の展開でも考察ポイントである。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.111 より

逃避行の果て

 山田は朝には帰る。

 市川と山田にゆっくりと話す時間は残されていない。

 結局、返事は??

 二人の関係は??

 そんな疑問は山田も抱いている様で、市川と話したい素振りを見せる。しかし、それがアレヨアレヨという間に(本当になんでそうなった)、女部屋に連れ込まることに。

 市川としては絶体絶命。

 女部屋に市川一人乗り込んでしまったような形になった。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.111 より

主のイチオシシーン

 原さんは市川と同じで、祝われるのが嫌いなタイプである。

 この、圧倒的な圧。

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『僕の心のヤバイやつ』Karte.111 より

次回更新について

 『僕の心のヤバイやつ』は、マンガクロス | 秋田書店の新作漫画が無料で読める! (mangacross.jp)で隔週更新である。次回更新は2022年1月10日予定だ。

 つまり来年である。

 皆さん良いお年を!!!