2024年4月25日発売「ヤングジャンプNo.20&21」で『【推しの子】』本編の最新147話「願い」が掲載・更新されています。
前回の感想記事はこちら。
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私は重曹推しです。
記事の内容やそれに含まれる感想もだいぶ重曹寄りになることはご容赦ください。
それについて、随分と前ですが、『【推しの子】』の今後の展開について割と本気で考察した記事を書いていますので、今後の展開まで予想したい方は以下の記事をチェックしてください。この記事で書いてある考察などを前提にこの記事のように各週の感想記事も作成しています。
※約3年ほど前の記事になります。
なので、以下に含まれる感想の内容にも『【推しの子】』の恋愛要素(特にアクかな)に焦点を当てた内容が多くなります。上記内容が苦手な人、宗派が合わない人はブラウザバックしていただければ幸いです。
147話「願い」感想と考察
ルビーの願い
神社にお参りしている時にカミキと遭遇したルビー。前回の感想記事でルビーがカミキが父であることに気付くかどうかで考察をした。結論から言えば気づかなかった。
アクアそっくりやんけとツッコミを入れたい。ただ、冷静に考えるとルビーはアクアを見ているというより、その中身であるゴローを見ている。そう考えるとこの展開もおかしいところは無いのかもしれない。
ルビーは迷っている。
『15年の嘘』は芸能界の闇を描いた作品。その根源にあるのは芸能界という枠組みが脈々と流れてきていることにある。加害者であってもかつては被害者なんてことも多い。そのような意味では明確な悪者など居ないのかもしれない。
ただ、一方で許せない人も居る。ルビーの場合はアイを殺した張本人であるカミキが正しく該当するのだろう。しかし、この迷いに正解は無い。結局は自分が何を信じ、どう受け入れるか。自分の考え方次第である。
Ⓒ 集英社 2024
赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』147話 より
この発言から察するにカミキも自分で何かしらの論理を踏まえた上で結論に至ったのだろう。そしてカミキの結論とルビーの願いは噛みあう。
Ⓒ 集英社 2024
赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』147話 より
ルビーの願いはアイを越えるアイドルになること。そしてそれは、ルビーが抱える迷いにも起因する。前述した通りルビーの迷いに正解は無い。だからこそ過去を見て迷う暇が無いくらいのアイドルになる。
それはルビーにとっての救いにもなる。
あかねの張り込み
前項にて記述したルビーの願い。どうやらそれはカミキのお気に召したらしい。しかし、ルビーの命は奪われない。なぜならストーカー並みの推理力と行動力を備えたあかねという存在があるからだ。
ルビー本人すら気づいていない親子の邂逅。そしてその場に居合わせるあかねの存在。シュールギャグ的な展開であり、ブログ主も普通に笑った。
Ⓒ 集英社 2024
赤坂アカ/横槍メンゴ『【推しの子】』147話 より
どうやらあかねはカミキのことをつけまわしているらしい。ナイフを持ち出していたことと言い、やっている行動が普通に犯罪気質であることを自覚してほしい。
『15年の嘘』の狙い
カミキが言うように『15年の嘘』の目的は大衆の意見を誘導することにあるのだろう。かつてあかねの誹謗中傷に対して動画をアップして大衆を誘導した。それと全く同じ構図である。
その根拠としてカミキは自分自身の名前だけ「少年A」と伏せられていることを挙げている。明らかに物語上の「犯人」として描かれる少年A。映画を観た人はその犯人が誰なのかを気にする。つまり犯人探しが始まる。
となれば、それを予測しているカミキがどのような対応を取るのか。映画の撮影はルビーの担当分の撮影も終わった。『【推しの子】』の結末も近いのかもしれない。
今週の重曹ちゃん
出番なし!
前回146話をみんな読もう!!
次回更新は
今回は合併号。
次回更新は2024年5月9日(木)の予定である。